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めざポケ第6話「そして、おなじ月をみている!!」感想

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

〇はじめに

めざポケも折り返し! サトシとピカチュウ、唯一無二の二人の「友達」のお話。離れ離れになったとしても二人が観ている同じ「月」とは?深堀っていきましょう。

Point1:静寂と網を破るものたち

今回の舞台はとある平原。旅の途中の小休憩、サトシとピカチュウののんびりタイムをお邪魔するいつもの奴ら。ピカチュウを捕まえる網をツタージャが破きますが、尻尾がひっかかって逃げ切れないハプニングが発生。

そしてさらに事故は重なりニャースとピカチュウは一緒に吹っ飛ばされてしまいました。着水した川でギャラドスに追われ遠くまできてしまった2匹はとりあえずの停戦協定を結びます。…過去何度同じ手を仕掛けてきたかわかりませんが、そこはご愛敬笑

Point2:わかんないけどわかる道

離れ離れになったサトシとピカチュウですが、一目散に一つの道へ。お互いがどこにいるか「わかんないけどわかる」一心同体のサトピカ。しかし、ピカチュウはオニスズメとの交戦の途中で落としたサトシの帽子を追いかけてさらに遠くへ行ってしまいます。

Point3:ありふれたポケモンとありふれた友情を

追いかけるサトシサイド。ピカチュウらと交戦した怒れるオニスズメにお腹を空かせたコラッタ。昔だったら怖がらせたり怒らせてしまっていたポケモン達と友情を結び、ピカチュウを共に探すサトシ。1話のオマージュとして非常に美しい構図といえます。

一方、ピカチュウとニャースはサトシの帽子の行方を知っているキャタピーと同行。フシデの眠る木にひっかかった帽子をサルベージして命からがら逃げていきます。そしてその道を辿るサトシ達、二人はいつ再会できるのでしょうか?

Point4:そして、おなじ月をみている!

結局日が暮れても二人は出会えないまま… 太陽の代わりに月が昇り、二人はお互いの顔を月に浮かべます。きっとサトシ(ピカチュウ)が同じ月を眺めていると信じて。

そして、二人の思い出が「おやすみ ぼくのピカチュウ」をBGMに月に流れます。出会いから直近の優勝まで。サトシとピカチュウの歩んできた歴史、とてつもない時間のように思えて振り返れば一瞬の光。

Point5:これまでもこれからも最高の友達

そしてまた日が昇り、二人は直観で結びつき再会します。お互いがお互いしか見えていないので危うく崖から真っ逆さま!…ですが、そこは常にストーキングしてくれているラティアスさんが助けてくれました。

ニャースも無事回収され、今回のところは一件落着。いつも通りのドタバタですが、これもサトシとピカチュウの友情の歴史の一部。これまでもこれからも最高の友達…ってことでTo be Continued

〇総括

今回はシンプルなサトピカ回×色んなオマージュ全部乗せって感じの内容でしたね。「月」は象徴的な役割というよりは「映写機」の役割を果たしていたのが印象的です。個人的にはニャースがもっと前面に出てくると思っていたので少し意外な展開でした。

特筆すべきはサトシとオニスズメの和解でしょう。これまでオマージュの名を借りた蒸し返しの被害を受けてきたオニスズメと対等に絆を切り結べたことは、アニポケ史的にかなり重要な出来事です。

そしてめざポケ折り返しの時点でサトピカ回を設定したことにも意味があると感じます。サトシとピカチュウの関係はピリオドが打たれる類のものではなく、永続的にこれまでもこれからも続くのだというメッセージ。アニポケのカメラが切り替わったとしてもサトシとピカチュウはずっと一緒にいるのでしょう。

逆に言えば「ポケモンマスター」はサトピカとは異なる文脈で語られる可能性が高まったということでしょうか?

めざポケも後半戦、サトシとピカチュウの冒険をカメラが追い続けるまでこちらも追っていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました それではまた次回の放送で!

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