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その後、久しぶりに彼と飲んだ話


今日は、大学時代からずっと好きだった人と飲んだ。

あれから、彼は社会人になった。

上の記事にもあるように、 
彼は女性が好きな異性愛者だが、既に自分がゲイであることをカミングアウトしている。 

しかも泣きじゃくりながら笑

今回、そんな彼から
「2人で飲もう」 
と再び誘ってくれたことが嬉しかった。   

もつ鍋を食べてカラオケに行って、 
過ごした時間はたったの4時間だったけれど、 

深い所で話せたような気がして、 
改めて好きになって良かったと感じた。

博多まで向かう電車に揺られるまでの1時間はドキドキしていた。
久しぶりに会って言葉が出てくるか分からず不安だった。

けれど、待ち合わせの駅で合流したとき、 
時の経過を感じさせない安心感がそこにはあった。  
 

そこで、改めて彼をいいなと感じたと同時に、 どう足掻いても一緒になれないという一抹の寂しさを感じた。

 
しかし、


それでも長い人生を考えた時に、  
こうして彼と過ごした時間はきっと良い思い出になると思う。 
 

これからも時々、 
こうして彼とは会うのかもしれないが、 

たわいもない会話、 
たわいもない愚痴、 
たわいもない恋愛の話、 
たわいもない馬鹿騒ぎを、 

ちょっとでもいいから 
続けていけたらなと感じた。


彼はどう言った思惑で私を誘って、 
こうして私と会っているのかは分からない。  

私みたいに複雑に考える性格じゃないだろうから、 
単純に「飯食うかぁ」みたいなノリなのかもしれない。

それでも良い。 

こんなに、人と会って心が動かされることなんて、滅多に無いのだから。 


楽しみたい、味わいたい。
この胸のくすぶりを。 

最後に彼の歌った、「そっけない」のPV 。  


帰り際、私が「じゃあね」というと、 
「またね」と返してくれた彼の一言。 

そういった余韻が、 
翌日になってもなお、私の胸を燻っている。




ほろ酔いの中、 
家路に帰る電車の中で、
目の前の、目に余るカップルのイチャイチャを横目に、 

私はこうして記事を書くのであった。

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