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PERFECTDAYS雑感


#PERFECTDAYS

2023年ナンバーワン映画です。
素晴らしい。

好きな映画。
何度か泣いてしまった。
映像と音楽と演技でここまで表現できる。
今年のベストワンです。
カメラと構図、俳優の動作で映画が生まれる。ヴェンダースを経由して映画の女神が微笑みました。

今年最高の映画です。
ハリウッド映画や邦画に対する回答です。
後半はエンタメに物語を運ぶことも出来たしょうがギリギリにヴェンダースの詩的な私的な映画として成立させました。
役所広司の魅力も大きい。
石川さゆり、最高です。

一般の映画館でこの映画が観られること自体が嬉しい。最高だ。
とにかく、映画という芸術が生き生きと蘇ったような感覚になった、2023年の最後の最後に。

パリテキサス、都会のアリスの監督が映画の光を見せてくれました。
木漏れ日の映画。

一見閉じた世界を生きている平山は、憧れの人、甥っ子、後輩の若者、他人と関わることによって、日々の生活の光、木漏れ日を見つけ幸福に包まれる。それに彩りを加えるのがロックやポップス、音楽である。

普段はおそらくレモンサワーの役所が憧れの石川さゆりが男との逢瀬に直面した後、缶のハイボール三缶に切り替えるところなんてわかってるなあと、ヴェンダースは日本人なのかい。石川さゆり好演だな。歌声に涙が出ました。

観た後に余韻が残る映画は久しぶり。
何度もポストしてしまうのも久しぶりだ。
今、この作品が観られた喜び。かつてシネマオタクだった頃にニュージャーマンシネマを追いかけたあの頃とも交錯して感慨深い。が、今の今の映画だ。その感動が大きい。


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