中1から始める「中2で」中学英語を完成させる方法
中学英語を中2で完成させると、色々と良いことがあります。
まずは、おにい🐥の英語成績推移をご覧下さい。
中1でアルファベットから始め、中2で中学英語を完成、高校2年生になり英語先取りの効果がハッキリと見えてきました。
難関大学目指すなら、公立中学のうちから英語をガチっておいて全く損はありませんし、むしろやっておかないと厳しいとさえ言えます。
後になって「知らなかった…」とか「先取りしておけば…」とか後悔の言葉を口にする人が一人でも減るように、できるだけ詳しく、必死に言語化してまとめました。
おにい🐥にも出来上がりを見てもらいましたが「よくここまで言語化できたね」と褒めてくれましたので、自信を持ってお届けします。
地方でも、塾なしでも、この記事を読んでコツコツ先取りすれば、きっと理想の未来に近づいているはず。一緒にチャレンジしていきましょう。
この記事を届けたい方
上記に該当する、中1中2生とその保護者の方。
中2生は、夏休み前でかつ定期テスト7~8割取れるなら、夏休みの追い込みで合流できると思います。
夏休み以降にこの記事に出会った中2生及び中3生は、やれる範囲で1日でも早く中学範囲を完成させましょう!進め方は同じなのでぜひ参考にしてみて下さい。
「完成させる」とはどういう状態か?
日比谷高校のような独自問題作成校ではなく、一般的な都道府県共通の高校入試問題で9割を完成とします。
ここまでになれば、中学英語の理解はバッチリですし、難関国私立校の過去問にもチャレンジできます。また、高校英語の先取りにも十分対応できるようになるので面白くなってきますよ。
ちなみに、むすめ🐣は本記事の内容にそった形で進めて、公立高校入試本番で96/100点取りました(開示で確認済)。
なぜ先取りするのか?強力なメリット5つ
英語先取りは難関高校合格、そしてその先の難関大学合格への大きな武器になります。
英語を先取りすると、以下のような強力なメリットが得られます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
先取りすればするほど優位に立てる
英語は、やればやるほど成果が出る科目です。数学のように、向き不向きが如実に出ることはありません。
そして英語は紛れもなく受験の中心科目。
英語力強化には、単語や文法の暗記、発音やリスニングの練習、読解や作文の問題演習など、大量の時間を投資しなければなりませんが、無駄になる可能性は極めて少なく、リターンは非常に大きなものになるのでガチるのは本当にオススメです(詳しくは後述します)。
英強への道は時間がかかるからこそ先取りがカギ。1日でも早く着々と積み上げていけば、それだけで優位なポジションに立てます。
高校受験で強力な得点源になる
高受で安定して高得点を取れる教科は間違いなく英語です。中学英語を中2で固め、中3でさらに先取りと受験対策をすれば問題なく入試問題を攻略することができます。
単語を覚え、文法を理解し、正しく文章を読めるようになれば、ラスボスである長文問題も恐れることはありません。試しに日本語訳を読んで先に内容を理解してから問題を解いてみて下さい。内容自体は決して難しくないことが分かるはずです。つまり、英文を正確に認識出来さえすれば、全問正解だって目指せるというわけです。
実際、おにい🐥の高受本番(私立中高一貫校)では自己採点ですが英語で9割取ることができました。特待も取れたことから、実際に高得点だったことは間違いありません。先取りすることで、高受で高得点は確実に狙えます。
難関国私立高校にチャレンジできる
中学範囲からでも多くの応用問題が作れる数学とは違い、英語は単語や文法を高校範囲まで拡大して難易度を上げています。裏を返せば、難関国私立高校の入試問題は大受みたいなもの。
実際過去問を見てみると、高校で習う単語や文法が多く出題されていて、日東駒専レベルの対策が出来ていればきちんと得点できるようになります。つまり中2で中学英語が完成していないと、難関国私立高校の対策が間に合いません。
逆に言えば、中2で中学英語が完成すると、難関国私立高校に十分チャレンジできるということになります。
高校入ってからの勉強負担が軽くなる
英語を先取りしておけば、高校に入ってからの勉強負担が大きく減ります。
高校からは対策しなければならない科目数も2倍以上になるので、必要な勉強量も比例して増えます。そんな中、英語の先取りが進んでいれば、英語対策の時間に余裕が生まれ、その分を他教科に回せます。
この差は意外に大きい。
定期テスト、宿題、小テスト対策など、色んな場面で英語資源を他教科へ分配できるわけですから、お金持ちがよりお金持ちになるように、成績を複利で伸ばし続けることができるようになります。
対策すべき科目数が多い難関大学ほど、この良い循環を狙って作っていくべきです。
英語得意だと大学の選択肢が広がる
英語を先取りしていれば、大学受験戦略においても有利に働きます。
文系理系問わず英語は大学受験の中心科目。国公立だろうが私立だろうが英語からは逃れられません。その英語の成績が高いレベルで安定していれば受験できる大学の選択肢が大きく広がります。
実際、おにい🐥の志望大学を家族で話す時もこれは強く感じます。
さらに英語ができれば、海外の大学や留学にも挑戦できます。
留学までしなくても、国内の大学で英語で授業を受けたり、海外から来た教授や学生と交流したりできます。大学卒業後にもグローバルな仕事やキャリアに進むことができます。大学の選択肢だけでなく人生の選択肢も広がっていくのです。
以上、英語先取りの5つメリットをご紹介しました。先取りの可能性を大いに感じて頂けたかと思いますので、次からは具体的な進め方をご紹介します。
中2完成の基本戦略
まずは、英語学習の根幹となる考え方について。
これが一番重要なことだと考えています。覚えたいことには徹底して何度も触れ続けるようにして下さい。
例えば「apple」という単語は絶対に忘れないと思います。
それは日常生活で何度も何度も触れているから。「like」とか「student」などの単語も中学生の間に数えきれないほど触れ続けたから覚えているわけです。
英語学習を進めるにあたり、これから沢山のことを覚えていかなければなりません。上手く覚えられない、なかなか理解できない壁にぶち当たることは何度もあることでしょう。
その時に簡単に諦めないで下さい。「単純に触れる回数が足りていない」この理解でいきましょう。忘れる前にもう一度触れる、繰り返す。この姿勢で学習していけば恐れる必要は全くありません。
STEP1:中学範囲の単語を覚えてしまう
英語学習の全ての土台は英単語です。
英単語が分からなければ、英文の全てが分からないからです。文法をいくら覚えようとしても、英単語が分からなければ無理ゲーです。だから最初にやるべきことは必然的に英単語ということになります。
まずは中学範囲の英単語を全て網羅しましょう。
中学範囲の英単語とは、一般的な教科書や高校入試問題に出てくる約2000語程度の単語です。
覚え方は人それぞれですが、1対1で覚えてしまってもいいです。
例えば、「apple」は「りんご」と覚えるという方法です。何度も何度も繰り返せば比較的短期間で覚えることができるでしょう。1ヶ月に6回触れるようにして繰り返し回していけば、2~3ヶ月で全て覚えてしまうことも十分可能です。
しかし、この方法では単調で苦行に感じる子もいるかもしれません。
そこで、おすすめなのは、「速読英単語」という参考書を使ってストーリーから単語を覚えつつ、リスニング対策までやってしまうやり方。
「速読英単語」とは、中学範囲の英単語を網羅した参考書で、ストーリー仕立ての文章で単語を紹介しています。文章を音読したり聞いたりすることで、単語の意味や使い方が自然に身につきます。また、ネイティブスピーカーの音声付きなので、発音やイントネーションも同時に学べます。
さらに、「mikan」というスマホアプリを併用すれば短期間で一気に覚えられます。「mikan」とは「速読英単語」に対応したアプリで、繰り返し触れる回数を増やすのにうってつけです。空いた時間にスマホでサクサクと単語を何度も確認することができます。
実際にむすめ🐣は、「速読英単語」と「mikan」を使って、半年で中学範囲の2000語あまりを覚えることができました。
リスニング力も着実にアップしてきており、定期テストや実力テストでの正答率も上がってきました。またネイティブであるALTの先生との会話も臆することなくできるようになりました。
中学範囲の単語を覚えてしまえば、中学英文法の理解はもちろん、長文への抵抗感も減っていきます。単語を覚えれば覚えるほど英語学習への意欲も成績も上がって行きますので、最初はキツくても頑張って繰り返し触れ続けていきましょう。
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STEP2:中学文法をしっかりおさえる
英単語を覚えたら次は2本目の柱である英文法です。
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