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【無料】先週の重賞レース:オールカマー【回顧】

重賞回顧:オールカマー
 
2:12.0 61.1-58.5 S^3
12.5 - 11.1 - 12.4 - 12.5 - 12.6 - 12.4 - 11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 12.4
 
1着ローシャムパーク
序盤はある程度促して進めて中団の外目で進めていく格好となりましたが、道中はタイトルホルダーがある程度縦長で引っ張る展開となりましたが、構わず押し上げて好位の外まで速い段階でもってきて3角に入りました。
3~4角でも好位の中目を通しながら4角でガイアフォースの動きを見つつ出口で外に出し、直線序盤で2列目まで一気に並びかけてきて、L1で粘るタイトルホルダーを捕えて1馬身差の完勝となりました。
今回はペースが遅い中で早めの押し上げが大きな勝因と言え、3~4角でガイアフォースが外から動いていくのをワンテンポ待って一つ内に近いところで通せていたのはラップ的にも好判断と言え、結果的にペースが上がるまでに前目内目を取れていたのが大きかったと言えます。
タイトルホルダーがこの形でコーナー勝負に持ち込んできてもこれをねじ伏せてきたパフォーマンスは評価でき、ポテンシャルの高さを生かす事で一段階引き上げてただけに、有馬記念で楽しみが大きい1頭と言えます。
 
2着タイトルホルダー
好発を切った後は押して押しての主張でハナを切り、道中は右手前で進めて向正面で左手前に替えてコントロールしつつ仕掛けを待って3角に入る格好となりました。
3角で右手前に替えて我慢しながら3~4角中間地点も右手前となり、4角で右手前のままロングスパートの形で長く脚を使って3/4差ほどで直線に入り、直線序盤で追われて踏ん張ってリードを維持しましたが、L1でローシャムパークに交わされてからも粘ってクビ差で2着を死守しました。
本来ならペースをもう少し引き上げる事が出来る馬ですが、天皇賞春が競走中止で、今回は次を見据えた仕上げだったために「最後まで走れた」というところを確認するレースの印象があり、その状況でも高いパフォーマンスで2着を確保できたなら本番に不安はありません。
この馬はかなり右手前の依存が大きい感じがあり、スタート後からすぐ右手前で逃げていた点や、1~2角の疑似直線地点でも右手前だったため、阪神内回りが合うのも納得がいきます。
この馬の場合は右手前でコーナリングで速いラップを踏める形がベストですが、中山内回りではコーナーがきつくなるので良馬場では速度を持って回りにくい感じがあります。

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