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【無料】先週の重賞レース:オールカマー【回顧】


1着ジェラルディーナ
スタートを切った後はしっかりと促して好位の内目で進めていく恰好となり、Cコースで内枠有利な馬場を利用して道中はスローの流れの中で好位の内でじっと我慢させる競馬となりました。
ウインキートスの後ろで3角を回り、3~4角でも前にスペースを維持してウインキートスの後ろを意識しながら4角でウインキートスのの後ろを徹底して3列目で直線に入り、直線序盤で2列目の内のスペースを拾って並びかけると最後は前2頭の間の狭いところをこじ開けるように弾けて差し切りました。
1~4角でぴったりラチ沿いを確保し、最後はウインキートスを当てにしながらも最内を取って割るという選択が嵌った好騎乗と言えます。
これまではロングスプリント戦で良さが出ていた馬でしたが、今回は後半のポテンシャル面で良さを引き出したのは大きな収穫と言えます。
この競馬ができるなら距離はもっとあって良さそうなイメージがあり、ある程度重めの馬場に対応できた点も収穫と言えます。
ただ、今回はCコース替わりで内を通した馬が上位を固めているだけに、トラックバイアスが大きい1戦ともいえるだけに、次走が試金石と言えます。
 
2着ロバートソンキー
序盤はあまり前に行けず促しつつの競馬となりましたが、上手くジェラルディーナの後ろを取って進める事ができていました。
向正面でもジェラルディーナの後ろ徹底的にマークし、3~4角でジェラルディーナが動かない中でこちらも我慢しつつ最短距離を通して直線に入り、直線序盤で左手前に替えてジェラルディーナの後ろを追いかけてL1で外に誘導して伸びるも1馬身半差の2着となりました。
今回は時計が掛かったことでポテンシャル戦になったのが好走の要因と言え、ペースが遅い中で序盤はあまり良くありませんでしたが、ジェラルディーナとの間にスペースが空いたため、そこを詰めて入る事ができました。
最後は捌き切って右手前に戻してからの伸びが良かっただけに、本質的には右回りのロングスパート戦が一番合っているように思えます。
今回は重い馬場+内有利な馬場で展開的にも嵌った(ジェラルデーナとの間のスペースに入られる事が無かったのは若干恵まれたと言えます)ため、良馬場で馬場バイアスの無い競馬では苦戦しそうなイメージがあります。