Missing
真夏のキツイ日中を避け
散歩する
夜のさびれた商店街は
賑わいはなくしているけど
明かりのある方へと歩くと
地元ならではのあたたかさに触れられる
ただお店が全部閉まっている
日曜の夜に歩くための場所じゃない。
賑わっていたなら
家での夕食を楽しみに
帰り道を急ぐだろう。
ここの飲屋街の灯りは
私にとっては
道に迷う為のものじゃなかった。
日曜日の夜は
逆に道の先にある闇から
引き返すように
家に帰り
こんな日は家の灯りだって
温かみがない。
古き良き時代をかろうじて残す街の灯りは
私にとっては
家への道しるべだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?