【基礎から学ぶ会計】 金融商品会計(IFRS)ー③金融資産の減損ー
こんにちは。SHIRAKIです。
このシリーズでは、私が個人的に業務の中で知識不足を感じた分野について、皆様に基礎部分を中心に分かりやすく纏めて発信させていただきます。
前回同様、引き続きIFRS 金融商品会計に焦点を当てて投稿させていただきます。今回は続編の③として、金融資産の減損にフォーカスして投稿させていただきます。(前回投稿は下記をご参照ください。)
今回は、金融資産の減損として、特にECL(予想損失モデル)について解説します。こちらは信用リスクの会計上の評価の考え方なのですが、貸倒引当金の考え方と割り切って考えていただいても差し支えないかと思います。
会計監査や財務経理業務に関与されている方々はもとより、金融機関等にお勤めの方々にとっても、ローンや投資商品のエクスポージャーがどのように信用管理されて会計上で評価されるのかを知るよい機会になるかと存じます。
なお、発信内容は組織を代表するものではなく、正確性が担保されたものでもありません。もし記載内容に誤りがありましたら、遠慮なくご指摘いただければと思います。
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