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【オリジナル『僕のお稲荷くん』】キャラ紹介


都剣 葉壱斗(とつる はいと)
星火燎原(せいかりょうげん)中学校1年。12歳。135㎝。部留(ぶる)達が真っ黒なお守りのような物を持つようになってから部留達にいじめられるようになった。部留達が持つ真っ黒なお守りのような物についてはなんとなく悪いものだと感じていた。中学校の近くの稲荷神社には小学生の時から参拝しており、落書きを消す作業や掃除などを手伝っている。宮司の狐榊(こさか)からは霊感が強いが祓う力はないため悪いと感じたものには近づいたり触れたりしないようにと言われており、部留達が持つ真っ黒なお守りのような物について相談していた。狐榊は稲荷の加護を強化しつつ真っ黒なお守りのような物の悪しき力を祓おうとしたが、あまりにも強力な呪力だったため祓えず、稲荷の加護をさらに強化した。葉壱斗の名前はツァールトハイト(ドイツ語で優しさ)から。

京 狐拍(かなどめ こはく)
星火燎原中学校1年。13歳。140㎝。隣町から葉壱斗のクラスに転校してきた。転校理由は自宅を放火されて両親を亡くし大伯父の狐榊と暮らすことになったため。自宅放火時、狐拍は前日にパーカーのフードをかぶりマスクを着用した3人組に暴行され入院中だった。周辺住民の証言から放火犯は狐拍を襲った3人組と同一とみて警察は捜査している。また狐拍の証言から暴行及び放火犯3人は狐拍と背の差があまりなかったことから未成年である可能性を視野に入れている。むしろ未成年である可能性が高いと考えているが、成人でも狐拍ぐらいの身長の人はいるため、成人が犯人という可能性も捨てていない。暴行の怪我は全治1ヶ月半で、星火燎原中学付近で起きた爆発事故の翌日まで入院していた。両親は神職ではなかったが、母方の家系が稲荷神社の神職の家系で、稀に強力な霊力を持った子が生まれ、狐拍も祓えるほどの力を持っている。実は警察には霊的な方面の秘匿部があり、例えば呪物などそういうのが関わる事件事故の捜査に狐拍は協力している。暴行時、狐拍は犯人の3人から強力な呪力を感じており、犯人の3人が呪物を持っていたのではないかと警察に報告した。狐拍が霊的方面とはいえ警察の協力者なので、それで恨まれて狙われたのでは?と警察からはもう我々と協力するのは…と言われたが、今後も協力していくと決めている。暴行されながらも犯人達が持っていると思われる呪物を祓おうとしたが、あまりにも強力な呪力だったため祓えなかった。それも警察に報告済み。転校後すぐに葉壱斗と友達になったが、転校前の入院中に大伯父の狐榊から「よくウチに来てくれる子が最近いじめられるようになった。その子によると、いじめ加害者の子らは真っ黒なお守りのような物を持っているらしい。霊感が強いその子もそれを悪いものだと感じたことから、十中八九呪物だろう。稲荷の加護を強化しつつ祓おうとしたが、規格外の強力な呪力で祓えなかった。稲荷の加護をさらに強化したが…。その子をいじめている子らは3人で強力な呪物を持っている……確証はないが狐拍くんを襲い自宅に火を放った犯人と同一かもしれん。このことは私から警察に報告する」と葉壱斗のことを聞いていた。自分を襲い両親を殺した犯人と同一かもしれない呪物持ちのターゲットとなっている葉壱斗が心配で、入院中にもかかわらず稲荷の加護を強化したので、少しだけ狐榊から怒られた。

部留(ぶる)・湯宇(ゆう)・丸(まる)
葉壱斗の同級生。親の前では優等生のふりをしていたが、親のいないところではかなり悪さをしていて、稲荷神社でも落書きやポイ捨てをしていた。知らない女の子から貰った真っ黒なお守りのような物を「どんな強い護りも壊して悪いことができる」と自慢していて、それを持ってから3人の悪事がさらに酷くなり、学校も事態を重くみて退学処分も視野に警察に相談すると3人の両親に伝えた矢先に爆発事故が起きた。学校が把握している3人の悪事をそれぞれの両親に伝えても、両親達は息子の優秀さに嫉妬しているのだと息子達の悪事を信じなかった。爆発事故後、3人の悪事とこの両親達の態度も報道されたため、爆発は天罰だと世間は3人の死を悼むことはなく両親達を非難した。検死の結果、3人は即死ではなく、消火活動が終わる直前まで生きていたとみられる。誰も3人が廃工場に侵入して遊んでいたことを知らなかったこと、3人は瓦礫の下にいたこと、3人が助けを呼べる状態ではなかったことから、3人が発見されたのは消火が終わってからだった。爆発事故時、廃工場の近隣住民は外出中であり、爆発による飛散物の破損被害は少しあったものの、3人以外の被害はなく、延焼もなかった。この爆発は3人が持っていた真っ黒なお守りのような物の呪いの力が持ち主である3人に返ってきたことで起き、さらに3人は稲荷神社で悪さをしていたため稲荷の加護から外れ、死ぬことになったのではと狐拍と狐榊は推測している。稲荷の加護は京家の稲荷神社特有のもので、加護を授けるかどうかは神社が決めることであり、京家が決めることではないので、京家ができるのは神社から加護を授かった者の加護を強化すること、加護から外れた者へ加護を授けることはできない。また、加護を強化できるのは、狐拍や狐榊のような強力な霊力を持った者だけ。星火燎原中学校は制服を選べるので、葉壱斗や狐拍とは別のものを着ていた。部留、湯宇、丸、いずれも名字であり、外国語で悪や邪悪の意味を持つイーブル(英)とユーベル(独)とマル(仏)から。