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U-30ドリームトーナメント津風呂湖戦の記録

U-30ドリームトーナメント、津風呂湖戦が終わりました。何も残せなかったので迷いましたが、気持ちの消化のためにnoteに書きます。新利根川戦を0で終えてから、応募締め切りギリギリまで津風呂湖戦の参加を悩みました。遠い、通用しない。最後まで考えましたが、いつもの自分の釣りで、ハードベイトで、自分の魚をキャッチしたい。その想いを持って参加することを決めました。プロになるためではありません。勝つためでもありません。自分の魚をキャッチするためです。こんなことを言うと、何言ってんだお前と思われても仕方ありません。でも、これが今回僕が津風呂湖戦に挑む意味でした。プラは木曜に2時間と金曜に5時間ほど、香束筋の岬の延長の中層を引いたDT16を食ったバスだけが手掛かりでした。

1日目はプラで反応が得られた香束筋でディープクランクを巻き倒すも0。終了間際にノンキーが釣れて終わりました。

2日目の朝でした。朝は香束筋でディープクランクを巻き反応が得られなかったため、シャローカバーゲームにシフトしました。水が柔らかく、ディープ隣接の水深3mにあるレイダウンにタダマキ132JP(フックはピアストレブルダガー5番に交換)を突っ込ませ、ほぐして外れた瞬間にタダマキが飛ばされました。リアフック1本、祈りながらのファイトでしたがキャッチできませんでした。あっ、と声が出て、頭が真っ白になり、数分間天を仰ぎました。僕が今回津風呂湖に来た意味を証明する魚を逃してしまいました。この魚を取ったところで、周りからすればただ1本釣っただけの人です。勝てもしないし、ウエイトもキロあるなしくらいでした。だけど、僕にとってはなんとしてでも取りたい魚でした。その後は切り替えて、プラで雰囲気を感じた入野筋の橋付近まで行きましたが、船団でハードベイトを流すスペースがなく、香束筋に戻り、ここでやり切ることに決めました。結果はまたしても0でした。新利根川戦から4戦通して0。何も残すことができませんでした。僕は釣りが下手です。でもハードベイトの釣りが好きで、下手なりにその釣りを貫いています。改めて言いますが、僕は縛りの釣りをしているわけではありません。ハードベイトの釣りなら魚をキャッチできる。そのコンフィデンスがあるからこの釣りをしています。周りからすればおかしいと思われて当然です。こんな大切な試合で、ハードベイトだけ並べて4日間0。勝ちでもなく、自分の釣りで自分の魚を求める。だけど、そこに意味があるからU-30ドリームトーナメントに挑みました。目立とうとしただけだろ?と思う人もいるかもしれませんが、それなら仕事終わりに7時間かけて津風呂湖に行って、試合終わりに帰って次の日7時出社なんてしていません笑。今回の津風呂湖遠征で忘れられない瞬間は、タダマキが飛ばされた瞬間。悔しかったのは、かけることができた、たった1本の魚を取れなかったこと。馬鹿みたいです笑。試合に負けたことが悔しくないなんて。ただ言えることは、僕はバスフィッシングを楽しんでいたみたいです。バスフィッシングの価値観は人それぞれだと思います。僕に取っての価値観は、1番の趣味であり、何より楽しむこと。それは普段の釣りでも試合でも変わりません。こういう釣りもしないといけないかな?そこに囚われていたら、僕はとっくに釣りを辞めていました。何度も何度もデコって、負けて、下手くそでも、僕は今後もこのスタイルを変えません。最高の1本。それは試合を決める1本であれば、考え抜いてキャッチした1本、様々あると思います。僕に取っての最高の1本は、大好きなハードベイトでキャッチした1本。その瞬間のためにバスフィッシングを続けています。フィールドであったことがある人は気づくと思いますが、僕の車は黄色で、道具もウェアもほとんど黄色です。ルアーもチャートが好きです。その辺もスタイルで楽しんでいます笑。今後も派手なおもちゃを投げ続けてデコるので、変わったやつがいるとでも思って仲良くしていただけるとうれしいです笑。家に帰って最初に思ったことは、タダマキを投げに相模湖に行きたい笑。このドリームトーナメントを通して、様々な釣りを見て、いろんなスタイルを見て、刺激を受けて、学びました。今後のバスフィッシングとの向き合い方が変わりました。いつか、というと遠い先のことに感じますが、絶対にハードベイトで勝ちたいと思っています。その時まで、自分の釣りと向き合い続けます。

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