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底辺絵師がオリジナルオンリーでアカウントを育てる記録~シーズン2#2

近況報告

出版について

先日話した本の執筆については現在順調に進行中。
本の内容は詳しくは話せないが、ザックリ言うといわゆるhow-to本とか技法書に分類されるもの。
今は本の中の『節(せつ)』っていう項目の案をとにかく出している所だ。第〇章、〇節~ってやつね。
これが終わったら編集さんのアドバイスをもらいながら出た節を並び替えたり、修正したり、追加したりして本の大まかな方向性と流れを決める。
その後、編集さんが会社へ企画を提出し、会社からのOKが出ればやっと実際の原稿作業に入れるというわけ。
だから厳密に言うとまだ執筆はしていないし、本が出るとも決まっていない状態ではある。

ただ最近、少し迷いというか恐れがある。
本を出すって言う事は、自分の知識や思い込み、勘違いも明確な言葉として世に発信するということになる。そして一度世に出てしまえば修正は容易ではない。

僕は自分の知識に間違いがないか、他人が支払ったお金に釣り合うものを提供できるか、自信がないのだ・・・。

そして、売り上げという現実的な結果も突き付けられることになる。
批判的なレビューも書かれる事だろう。
その結果を受け止めることができるか、僕の心はそこまで頑丈か・・・。
不安で仕方がない。

そのことを編集さんに相談すべきか迷っている。
まだ何度かオンラインで打ち合わせをした程度の関係で、信頼というにはまだ少し隔たりがある間柄だ。
そんな相手に弱さを見せるのはそれなりの勇気がいると感じる。

失った仕事

大きな仕事がキャンセルになって気持ちが死んでいた。

何もかもやる気がなくなってしまい税金の支払いも滞った。
ポストには役所から極彩色の封筒が届くし、かかってくる電話は怖くて出られなくなるし、ドアチャイムの音にも敏感になってしまい、ついには幻聴で電話やチャイムが鳴っているように聞こえるようになっていた。
風呂にも3日入らないのは当たり前みたいになっていた。

なぜ仕事の依頼がキャンセルされたのか、僕が何かしたんだろうか?
力量が足りないと思われた?打ち合わせの時の言動に問題があったのか?
一度考え込むと『きっとそうだ、そうに違いない』と負の思考が連鎖してよりいっそうの闇が覆いかぶさってくる。
悪い考えに支配されて正常な人間の思考も行動もできていなかった。
その時の僕は、人の形をしてるけど皮の下はドロドロの、人ではないナニカみたいだった。

しかし今現在は割と普通だ。
部屋の掃除も行き届いているし、ごはんも自分で作るし、税金も払っている。体もたぶん健康だと思う。
何が回復のきっかけになったかって言うとやはり仕事の依頼が来たことだ。
仕事を失って気を病んで、仕事を得て回復する。

なんて単純な仕組みの人間なんだろうか。

Xアカウント

こちらはあまり動かしていない。
それどころではなかったからだ。

現在のフォロワーは1.■万人
フォロワー1万人を超えてからの伸び幅がすさまじい気がする。
以前話した『フォロワーの数によって投稿への反応とフォローされる数は指数関数的に伸びる』という仮説は間違っていないかもしれない。
僕の投稿ひとつひとつがすごいのではなく、単純に続けた結果フォロワーが増えて、人がそのフォロワー数を見てなんとなく「自分はよくわからんけどすごいのかも」って思わせているような気がする。

フォロワー数やリポスト数という単なる数字で判断するから『社会的証明(※1)』や『バンドワゴン効果(※2)』がうまく働いていると僕は考えている。

おわり。

※1
社会的証明しゃかいてきしょうめい)とは、社会心理学の用語で、個人の意見の妥当性を証明することを指す。

人は、集団の中で自分を支持する意見が全くないと、自己の意見の妥当性に疑問を感じ、意見を取り下げてしまうのが普通である。しかし、自分を支持する意見が1つでもあると、状況が一変する。
引用元(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E8%A8%BC%E6%98%8E)

※2
バンドワゴン効果
(バンドワゴンこうか、: bandwagon effect)とは、ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。
引用元(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AF%E3%82%B4%E3%83%B3%E5%8A%B9%E6%9E%9C)

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