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多摩川の生き物とヒト その162 水系 小作右岸でカワラノギク探し ”23/10/7

いつも阿蘇神社などから対岸を見ていると、石ころだらけの川原が広がっている。もしかしたら、カワラノギクが生育しているのかと思っていた。
例のように、坂を下り、いつもはムクロジがある所で曲がるが、直進し、多摩川橋を渡る。さらに大荷田川を越えると青梅リバーサイドパークという看板がある。このゴルフ場入り口を曲がると、すぐに堤防に出る。

いつもは歩いている羽村市を対岸から見る。
羽村市の阿蘇神社。
青梅市友田付近には石ころだらけの川原が広がる。
メドハギが生えていた。カワラノギクは?
川原の端ではススキなどが生えていた。

青梅市友田付近は堤防のすぐ横が道路になっている。この道路のすぐ脇にあるゴルフ場を横に見ながら、ヤブから中州に入れる道を探す。ヤブの中に踏み跡を見つけ、中洲へ。ススキなどが被さっているが、歩きやすい。
中洲に入ると、石ころだらけで期待が持てる。ヤハズソウ、メドハギなどが生え、マルバヤハズソウ・カワラノギク群集という構成種の条件はそろっている。センダングサも多く生えているが、今は気にならない。中洲では捜すべく、縦横に歩いたが、期待したカワラノギクは無かった。この辺は昔、カワラノギクが群生し、霞みたいだった所。その跡は面影もなかった。

堤防から、中洲に入れる踏み跡を見つける。
ススキなどが生えているが、気にはならない。
中洲に入れる。
ヤハズソウも群生している。ノギクは?

多摩川版親知らず子知らずに向かう。途中、タカが舞っているタカ柱かと思ったが、多くはカラスだった。しかし、ハヤブサらしきものも飛んで行った。この羽村市郷土博物館に通じる道は崖沿いにあり、転落する可能性がある。
博物館前に出る。取水口付近に広がる中洲でカワラノギクの生育状況を見た。あれほど、あったノギクが無い。やっと、護岸のそばにカワラニガナがあり、その近くにノギクがあった。しかし、背丈が低く、何かに切られたよう。ここで、草刈りされたのだろうか。背が低いまま、つぼみを着けているのもあった。

草花丘陵の直下の湧水などを集めた流れ。
合流する近くでは護岸も切れる。
多摩川の流れもこちらに向かってくる。
親知らずを過ぎた所。流れが上水へと向かう。
コブナグサ。
染物にも使える。
タカ柱かと思った。
多くはカラスだった。

堤防に戻り、河川敷内の歩ける道を堤防沿いに進む。羽村堰下橋の手前で橋の下沿いに歩くと、川原に出る。ここから中州に出るには草花丘陵から流れてきた流れを渡らないといけない。飛び石を渡り、渡してある木の棒を歩き、スリリングに中洲へ。堰下橋から望める中洲には野生状態のカワラノギクがあった。白い花弁が分かるつぼみを着けている個体があった。歩いてきた方は茂みになっているので、これ以上、広がっていかないと思うが、大きな群落となり、また、種子もどこかに流れていけばと思う。

玉川上水取水口の前に広がる草原。
玉川上水取水口。
羽村堰を魚たちは通れないので、迂回して通らせる、魚道。
カワラニガナ。
先端を切られたカワラノギク。
堰下橋近くの中洲。ここに行くには流れを渡らないといけない。
水辺近くにあったキブシ。
フサフジウツギ。ブットレア、またはバタフライブッシュとも言う。
中洲に生育しているカワラノギク。
つぼみがあった。
ロゼットもあり、来年も期待できる。
中洲は細長く、もともと、播種した物で、現座に至る。

また、先ほどの所をうまく、流れを渡り、今度は堰下橋の上を通り、帰った。
家でふろに入ると、あちらこちらに傷がついていた。知らない内に葉等で切っていた。むこうずねには傷は無いが。

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