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多摩川の生き物とヒト その123 水系 台風の影響は? 小作から福生経由  玉川上水まで 23/6/6

再度、台風の影響を見に行った。
友田水管橋から台風の影響はないかと眺める。イチロさんと呼ばれる工務店の方が経営している喫茶店の下の崖はさほど、水が上がっていない。中洲では、増えた水によって草がなぎ倒されているなど、増水した跡はあったが、水は引いていた。

水管橋から上流を見る。橋は圏央道。
川辺に近いコンクリートの崖の上にイチロさんの店がある。
水管橋から下流を望む。橋は多摩川橋。
さほど増えなかったので、中洲まで水につかっていなかった。

圏央道橋脚の下をくぐり、カワラノギク播種地域付近まで行くが、中洲や水路には冠水していなかった。しかし、クサがボウボウで、入るには気が滅入った。

いいところを見つけた。ここなら、雨が降らないが、アリなどは果たしてくるのか。ウスバカゲロウの巣の団地。
カワラノギク播種付近。水は流れていなかった。

戻り、ムクロジのそばを通り、小作取水堰へ。昔、カワラノギクが生えていた中洲は冠水していなかった。しかし、阿蘇神社そばから取水している用水では、水が多く、分岐点付近ではあふれていた。根がらみ前のグラウンドは以前の台風とは違い、冠水していなかった。

阿蘇神社付近を流れる用水。水が多く、水路からあふれている。
対岸は青梅市友田付近。昔はノギクが生えていた。

水神社を渡り、さらに奥多摩街道をもう一度渡り、取水堰を渡る橋へと降りていく。すると、昨日いたアオサギがまたも同じ場所にいた。ここは魚が捕れるポイントなのだろうか。
羽村堰下では、水があふれ、堰付近のカワラノギクがある方へ水流が曲がっていた。新しくできた水勢によって起こったものだった。
しかし、羽村大橋下流では水はさほど、広がっていなかった。

玉川上水の取水門。ここから玉川上水。


橋では流れてきた草が絡まっていた。
ここがポイント。アオサギが狙っている。
上水から取水した水をまた、多摩川へ戻している。
3つある羽村の投げ渡し堰は中央だけ残し、払われていた。
水は大きく右岸へ曲がっている。
今年、新しくできた護岸。これで、曲がるようになった。
羽村堰下橋。中洲が一部浸かっている。
右から流れが合流。羽村大橋の下で。
中心部が増え、端も浸かっている。
もう少し、水が増えれば、右からの水がカワラノギク生息地まで行ったかもしれない。

福生かに坂公園では、流れが右岸に向かっていた。もう少し、降って、水量が上がれば、カワラノギクの生息場所まで水が流れ込んできたと思う。
永田橋でも、左岸の中洲の一部が冠水し、中ではアシの葉が揺らぎ、美しい。

永田橋。水が増え、中洲が浸っている。
永田橋から多摩橋を望む。
護岸近くまで水が来た。
アシが水面を流れ、きれい。

帰りは玉川上水からだったが、水かさはさほど、増えていなかった。やはり、取水堰から取水しても、すぐに、多摩川へ戻してしまうので、増えないのだろう。
ヒカリモを探したが、また、見つけられなかった。

昔ながらの手掘りの断面。
キズタ。実を着けている。
花から、ムラサキ。ムラサキシキブ。
美しい玉川上水。

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