多摩川の生き物とヒト 水系 その59 大栗川合流点付近改修下見 22/10/28
工事下見のため、大栗川合流点へ向かう。この工事は生態系保持空間となっている大栗川合流点付近に護岸を造ろうとするもの。これは下流の大丸用水堰を廃止し、上流に小さな堰を造り、用水へと導こうとするものである。この小規模の堰を守るために護岸が必要なわけである。
立日橋を渡り、右岸へ転線し、大栗川近くの交通公園へ着く。例によって平日にも関わらず、野鳥撮影の方が5~6人いた。早速、オオタカやノスリが出た。オオタカは二羽のうち、一羽が幼鳥らしい。小規模の堰を造る工事用道路を歩く。今は白い砂利が敷いてある。工事終了後、砂利を撤去し、手を加えずに植生の回復を図り、良好な環境に戻し、生態系保持空間にふさわしい場所にすることが大切だろう。土手から降りた所にカワラケツメイの群落があった。
工事終了後の砂利などの撤去を含めた自然の回復とカワラケツメイの保護の要望書を出した。
関戸橋を渡り、是政橋へ。すでに右岸には護岸が出来上がっている。これから、新しい堰の建設などが始まっていく。是政橋から堰を撤去するときに使う工事用道路を見るが、是政橋にはカワラサイコがある。生えている周囲は草刈りはされていないなど、一応保護されている。大丸用水付近から新しくできた護岸を望む。今はイヌビエなどの一年草が多いが、そのままにし、アシやオギなどに戻すことが大切だろう。
ジョウビタキが多く鳴いていた。家でも鳴き始めたが、すると、いたるところで聞くようになった。大量に渡ってくるのか、気を付けているから、わかるのだろうか。
カワウも府中排水口の所にまだ、集結していた。羽村などでのカワウ除けは終わったので、移動してもよいのだが、カワウ除けの関係はまだである。
野鳥 ノスリ、 オオタカ、 ジョウビタキ、 エナガ、 シジュウカラ、 ハクセキレイ、 セグロセキレイ、 モズ、ガビチョウ、
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