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多摩川の生き物とヒト その18 水系  多摩川小作 河原植物調査 22/06/02

多摩川小作付近は以前からカワラニガナという河原植物が多く生息していた。カワラニガナの種小名はtamagawaensisになっていて、多摩川の立川で基準標本が取れたことによる。                         2019年の台風19号以来、調査を行っていなかった。また、ある研究者の方から「今年度、探しに行ったら見つからなかった」という報告が入った。そこで、生存確認と個体数の把握のため、現地調査を2人で行った。カワラニガナは生存していた。個体数は223株カウントされた。2018年では2336個体がカウントされている。18年以前では10000個体上カウントされているので、激減している。ただ、カワラニガナは洪水にも強く、地道に個体を増やしていくので、今後を期待し、見守って生きたい。なお、カワラバッタも見つかった。なお、個体保護のため、詳しい場所などは公開しない。

近くにはカワラノギクもあった。
カワラニガナのロゼット
河原に進出するアメリカキササゲ


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