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多摩川の生き物とヒト その98 水系 日野、万願寺と浅川合流点付近、23/4/2

鳴く虫でいつも行っている日野万願寺付近の堤防と浅川合流点の定点地点で遷移を見たくて出かけた。また、日曜日なので人々がどのように動いているのかも、知りたかった。
案の定、羽村でチューリップ祭りとさくら祭り、福生でもさくら祭りが開かれ、堤防上や近くでは大変な人出だった。ロードバイクで人込みをかき分けていくにはいかず、堤防脇の道路を進む。それでも、福生の公園脇の道路では祭りのため、自転車も通行止めになっていた。これからサイクリング道路は時速10km以下などの速度規制をし、例えば、立川昭島左岸間でもそうだが、それ以上出したい場合はそばの道路を進むすみ分けをした方がいいだろう。

羽村根がらみ前田んぼで行われているチューリップ祭り参加者用の駐車場。子供たちのグラウンドなどを利用している。
羽村市民プール前で。車が多く、入りきれず、河川敷にも入り込んでいる。
福生の堤防にて。多くの人が花見に来ていた。
福生、秋川合流点付近。ヤナギの新緑が美しい。
福生五日市線下流で。ヤナギ以外の木々はまだ、芽吹いていない。土手は青々としている。遠くに見える橋は睦橋。
斜面を彩るクサイチゴ。
一目で、バラ科キイチゴ属とわかる。キイチゴには多くの仲間がある。
カントウタンポポ。土手の斜面に多い。
オランダミミナグサ。対生と5弁花から、ナデシコの仲間とわかる。

秋川合流点の昭和用水堰付近の魚道工事は終了していたが、土手の芝生ははがれたままであった。中洲もそのままだった。

魚道工事の跡。芝生ははがれたまま。
仮道路を作り、重機や石材などを運んだ。その仮道路跡。
石材を取った中洲。四角く囲ったところは漁協が作った産卵場所か。
クサボケが美しい。蔀(しとみ、シドミ)ともいう。美味しく硬い実もできる。
堤防を彩るカントウタンポポ。昭和用水堰付近にて。
冬を越したセンニンソウ。
実を着け、柳絮(りゅうじょ)となる。イヌコリヤナギか。
残堀川で何かを調査している。セイヨウカラシナか。
川には一面にカラシナが群生している。

万願寺の土手には桜並木が続き、新緑も美しかった。カラスノエンドウ、ヒメウズなどが咲き、ツリガネニンジンが芽吹き、すっかり春らしくなってきた。

日野、万願寺付近。河川敷を望む。クヌギなどが芽吹いてきた。
日野市クリーンセンターなどがある反対側。
カワラサイコも起きてきた。
スミレもあった。
花はこれから、レンリソウ。
同じマメ科のカラスノエンドウ。なぜ、カラスかと言うのは実が熟するまでわからない。
スズメノエンドウ。小さいからスズメ。
ハルガヤ。牧草として入ってきた。
乾燥させると、桜餅のような香り(クマリン)がする。
堤防の斜面には多くの花が咲く。
万願寺の先で。新緑が美しいヤナギ。
芽吹きが黄色のエノキ。
沼にもキショウブなどが出てきた。
これからが楽しみなツリガネニンジン。
スイバ。土手によく目立つ。

根川を渡った浅川の合流点付近にある通称定点地点には草が生えてきた。これからの遷移を見てみたい。

セリバヒエンソウ。セリと飛燕に似ている。ネーミングがいい。
通称、定点地点。苗圃だったが、地ならしして裸地となった。


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