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多摩川の生き物とヒト その176 水系 ツール・ド府中と府中市護岸などの工事の様子           ‘23/11/3

ツール・ド府中というイベントがあった。これはアプリを使って自分の体力に合ったものや興味深いコースを選択するもの。完走すると、手ぬぐいなどのグッズがもらえるのも良かった。アプリはTraveloを利用し、ハリーポッターのように、足跡が付く優れたもの。私は郷土の森をスタートし、味の素スタジアムなどをめぐる距離が短く、平坦な市内をめぐる15kmのコースにエントリーした。30kmのコースは稲城市などをめぐるので、勾配もきつくなる。
郷土の森をスタートし,サイクリング道路を走っていくと、スマホ上で位置が分かり、細かい道や曲がる地点も教えてくれる。稲城大橋を通過する。さらに、中央高速をくぐり、すぐに右へと覚えていくと、スムーズに走れる。押立神社など、知らない施設などがあり、面白い。中央高速を潜り抜けた所でポケットに入れたスマホが誤って機内モードに入ったらしく、GPSが効かず、アプリが反応しなくなったので、15kmのトライを中止した。
帰路の途中、府中市などで行われている工事の様子を見る。
まず、稲城大橋付近では河川のしゅんせつ工事が行われていて、堤防近くに重機が置いてあった。

是政橋下流左岸。競艇場付近で。
府中市押立付近で。しゅんせつ工事中。
重機を多く使い,中洲を削り、新しく水が流れる所を作る。

さらに、是政橋を越えると、護岸工事で使うコンクリートブロックなどを作るヤードが出来、オギ原が刈り払われていた。

是政橋と南武線橋梁の間の白く輝くオギ原。
立ち入り禁止にし、ヤード場が出来ている。

更に府中市体育館前のクランクカーブを曲がると、府中市バーベキュー場があり、テントだらけになるなど、多くの人が利用していた。新しくできた工事用の休憩所近くのバーベキュー場から見ると、早速、大丸用水堰撤去に伴う魚道の撤去工事が行われていた。

休みという事もあり、多くの人が利用していた府中市郷土の森近くのバーベキュー場。
隣には工事関係者の休憩所が出来た。これでも、少し、配慮した。
水辺にあった樹々はすべて、切られ、丸太などへ。
野火が起きた河川敷は整地された。これから、護岸ができる。
オギ原などがあったが、整地された。
このポール付近まで、水辺を埋め、護岸を伸ばす。

新しく作られる堰付近の手前まで、工事用道路が出来ていた。中洲や護岸ではヤナギなどの樹々はすでに切り倒されていて、丸太の山が出来ていた。護岸工事は文化の日で、休日にも関わらず、工事が行われていた。
また、郷土の森付近から上流へと続く小段の草原は相談を電話で受けたが、レンリソウ保護区以外はすべて刈り払われていた。これから、保護区と刈り払われた所で、レンリソウ等の野草の分布や影響を調べていかないといけないと思った。

刈り残してあるレンリソウ等の保護区。
池の周囲まで、工事が進む。
違法のラジコン基地などを整地している。
今まで、見えなかったワンドの池が見え始めた。
もと、ラジコン基地の後に出来た、是政橋と同じようなコンクリートブロック製作所。
ヤブをぬってできた工事用道路。関戸橋方面から侵入する。

郵便局前の堤防から見ると、中洲の中央のワンド付近でも、草原が刈り払われ、池が堤防から丸見え状態になっている。樹林地の中央には工事用道路を囲む赤い網のフェンスで仕切られていた。ラジコン飛行場は跡形もなく、整理され、是政橋と同じようなように、ブロックを作るヤードと化していた。府中市の護岸工事は前回(‘23/10/28)、見た時よりも、工事が進んでいた。
府中の護岸工事の次は関戸橋の橋梁工事だった。是政橋と同じように、これから何年も続き、すでに、仮設の休憩所などの施設もあり、工事の用意が整っている事が分かる。

帰りに見た、左岸、昭島市にあるくじら運動公園利用者の車。
工事はここでも。羽村市左岸、東京都の羽村堰の改修工事。これもコンクリートブロック製作所。西日を避けるために指が入ったのは愛嬌。
河川敷の中を車などを通す工事用道路が出来ている。
これから、草などを伐採し、工事が始まる。
工事に使う重機が集結している。
この堰を撤去する。
美しいワンド。残る事を願う。

多摩川の中流域、特に、府中市や多摩市では、大規模な工事が行われている。その変化を見ていきたい。

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