多摩川の生き物とヒト その161 番外 再びの尾瀬 山の鼻から東電小屋を経て 十字路の第二長蔵小屋まで ”23/9/26
至仏山荘を早朝に出発。牛首までは湿原を歩く。イワショウブや木道のすき間にエゾリンドウが咲き、美しい。遠目にヤマトリカブトがあり、秋は紫の花が多い。牛首を過ぎると、池塘が多くなり、ヒツジクサが紅葉している。有名な燧ケ岳が水鏡となる池塘で記念撮影。少し、草紅葉になっている湿原を歩く。本当に美しい。
牛首からヨッピ橋に向かう途中でナガバノモウセンゴケなどを見つける。東電小屋の手前でアザミにチョウ(SP)が群がっている。秋なので、咲いている少ない花を求めて、チョウ達も必死なのだろう。
東電小屋を過ぎ、只見川に出て、渡る。渡り切った斜面にはショウジョウバカマがあった。先では温泉小屋へ行く道と別れる。チョウジギクを見つけたが、残念ながら咲いていなかった。この辺にはラン科ではなく、カヤツリグサ科のタヌキランがあったと言うが、これも捜したが、無かった。
十字路に着き、長蔵小屋に入る。宿の方が今年(2023年)から入ったばかりで、平野さんや尾瀬の自然保護の歴史に関心が高く、話し込む。
そうこうするうちに、妻は休みに入り、私は燧ケ岳の麓で、白砂湿原に進む道を散策。大きなブナやダケカンバが生え、根元にはササが生えている典型的な夏緑樹林(冷温帯落葉広葉樹林)となっている。森には恵みのキノコが多く生え、毒キノコで有名なツキヨタケもあった。
宿では「岳」という漫画に熱中し、ゆっくりと休んだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?