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多摩川の生き物とヒト その92 水系 あきる野市駐車場増設下見 23/3/11

あきる野市二宮にある総合グラウンドについて駐車場増設について照会が来た。その下見に行く。暖かくなり、ジンチョウゲの香りがほのかに漂う。
多摩橋を転線し、右岸へ。平井川を渡り、多西橋のたもとから平井川沿いを下っていく。川沿いの細い道なので、人や自転車しか通れない。
五日市線の下をくぐり、現地へ。横田基地が対岸にあるので、戦闘機が飛び交い、衝撃音がひどい。

羽村、根がらみ田んぼ付近で。用水が干上がっていた。
あきる野市河川敷内で。グラウンド脇のシダレヤナギ。芽吹きが美しい。

堤防を乗り越える道があり、その手前に駐車場候補地が広がっていた。(と思った。)シバに覆われ、メドハギが茂っている。植生的に何かあると思ったら、カワラサイコが群生していた。このカワラサイコがある草原以外にも生えていないかと探したが、なかった。

ここに駐車場を増設すると思った。草原が広がる。
五日市線橋梁付近から来た道。左側にもグラウンドがある。
ススキなどが茂る。
メドハギがあった。植生的にカワラナデシコやカワラサイコが生えやすい。
芽が動き出したカワラサイコ。

カワラサイコが生息していて、この部分を保全すべき事。堤内地(堤防に守られたところ、つまり、テニスコートやトラックなどがある所)の空いている所を駐車場にするなどし、堤外地にこれ以上、駐車場にすべきではない事。自転車や徒歩の利用を促す事。これらの事をもとにし、意見書を書いた。

堤防を越えると、ここにも大規模なサッカーコートなどのグラウンドがある。空地もあり、さらに駐車場に活用できる。

帰り、池を見た。下見した所から睦橋にかけて、池が点在している。雨が長期間、降っていないので、水位が低く、アシ原などの根元がよく見える。アオサギ、コサギなどがいたが、私が池の様子を見に行くと、怪しくないのに、池から慌てて逃げ出す。
ヤナギが芽吹き、マユミもつぼみを着けていて、春の兆し。

2023年3月11日の今日、ヤマメなどが解禁になった。
多くの太公望が押し掛けた。

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