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多摩川の生き物とヒト その116 水系 裏高山 蛇滝       23/05/27

ウラシマソウなどを見たく、また、セッコクやジャケツイバラも気になったので、裏高尾にある蛇滝へ出かけた。蛇滝の入り口付近を流れる小仏川に架かる橋付近に止める。
この辺は良く職場の人達と春になると出かけていた所。5月の連休時、人ばかりの高尾山を避け、小仏川沿いに歩き、裏高尾へ。魚屋は目の前を流れている小仏川に入り、魚を採取。川沿いを歩いてきた人は胴長を履き、川の中を遡ってきた輩に驚いたと思う。さらに虫屋は5mもある捕中網を見て、さらに驚いたと思う。
老人ホームの横を抜け、坂道を上る。途中でサイハイランがあった。珍しいと思い込んでいたら、帰りにもいくつか、あった。

蛇滝からの沢。きれいで、サワガニなどがいる。
サイハイラン。采配に見立てた。
花が終わると、垂れ下がる。
サワギク。文字通り、水辺の近くにある。

ウラシマソウ、ムサシアブミ、マムシグサなどがあった。ウラシマソウは腰蓑の葉ばかりだった。(ウラシマソウは花を浦島さんの釣り糸、葉を腰蓑に見立てた。)
急な坂道を登りきると、蛇滝に出た。キジョランもあり、早いが、アサギマダラもいた。イワタバコはきれいに葉を伸ばしていた。ネコノメソウはさすがに、花は終わっていた。美しい新緑の中、昼食。買ってきたおからドーナツもおいしく食べた。

斜面にウラシマソウ。獣道らしい。
丸くなって付いている葉の形を浦島さんの腰蓑に見立てた。
ムサシアブミ。
花の形を鐙(あぶみ)、(馬に乗るとき、足を入れる所)に似ているのことから。鐙は反対になっている。
ムサシアブミの花。
マムシグサと思う。時期によって、中の雄花や雌花の成熟が違う。
美しいイワタバコの新緑。
ウワバミソウ。目立たない花を着ける。ミズやミズナと言われ、食べられる。
ネコノメソウ。
ミヤマカタバミ。美しい白い花が咲く。
マメヅタ。
蛇滝。修行のための滝。入れない。
水のそばのため、苔蒸した地蔵さん。
イケマ。
キョウチクトウ科。
キジョラン。これにも、アサギマダラが来る。

蛇滝は静かだったが、周囲は圏央道ができ、騒音などはひどくなった。反対していたM氏などはどう、思っているのだろうか。

素敵な蛇滝の沢。イワタバコやユキノシタなどが群生している。

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