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多摩川の生き物とヒト その172 水系 多摩川昭島左岸多摩大橋下流‘23/10/26

妻が創作教室で出かけ、私は多摩川で自然観察と、二人とも別々の趣味を持つのもよい。
以前から気になっていた多摩大橋下流へ。多摩大橋左岸下流は通過するたびに、メドハギなどの植物が見え、他に何が生えているのか、気になっていた所。
多摩大橋を過ぎ、クワなどが生えている樹林地を過ぎ、メドハギなどが茂る川原へ。川までが近く、すぐに護岸となる。足もとにはヤハズソウオオフタバムグラなどが生え、オオフタバムグラはすでに紅葉していた。オオフタバムグラが敷き詰められている川原を歩いていくと、岸辺に出る。さらに岸辺を護岸沿いに上流へ歩いていくと、多摩大橋のたもとに出る。先に行かず、サイクリング道路へと戻った。先ほど通ったサイクリング道路を歩いていく。樹林地の切れ目から川原に戻るが、ヘラオオバコなどは生えていたが、期待していたカワラサイコなどの川原植物は無し。

多摩大橋から上流を望む。橋梁は八高線。この辺を歩いた。
対岸は広い河川敷になっている。
八王子水再生センターからの処理水が入ってくる。この辺は上流でも、多摩川上流水センターからの処理水も入ってくる。
右側はサイクリング道路。岸辺までは道路から近い。
護岸の様子。橋は多摩大橋。
手前の川原にはオオフタバムグラが群生している。
すでに実を着けている。
川原を覆ているオオフタバムグラ。
上流には樹林地もある。
護岸に近い所などで咲く、セイタカアワダチソウ。きれいな花。
センニソウ。種がまだ、湿っているのか、ひげにはなっていない。
ネムノキ。もう、黄色くなり、紅葉が始まっている。
これがヒッツキムシの正体、コセンダングサ。カーペットなどにも潜り込む。

さらに、川辺を下流へと歩いていくと、ササが茂り、これ以上、下流へ行けず。また、サイクリング道路に戻り、下流へ。ヘヤピンカーブの所で川に出られた。川原では、三紀層の地形通称、土丹が現れる。さらに下流へと向かうが、またササが現れ、足元がもろくなっているので、これ以上進めないので、引き返す。しかも、河原は牛群地形と言われる三紀層の地形で、凸凹になっているので、歩きずらい。カワラニガナもしっかりと岩に張り付いていた。大雨が来たら、流されそうだった。そういう戦略かもしれない。端ではコンクリートブロックと繋がる水たまりがあり、藻屋が喜ぶアオミドロなどが生え、小魚も多くいた。

川原へと通じる小道。
道から川原に出る。アーチは多摩大橋。
川原は泥や礫で出来ている三紀層の地形になっている。
端は湧水などが出ている。
三紀層は泥などで来ているため、削られやすい所が削られ、島みたいになっている。この風景を小泉武栄は「牛群地形」と読んだ。
ウオータホール。石が回転し、削られていき、穴ができる。
ジュズダマ。実を御手玉などに使う。
ミゾソバ。実は食べられないが、花は美しい。


水辺に群生している。
カワラニガナ。まだ、花を着けていた。
タコノアシ
実が出来ている。
オオイヌタデの紅葉。
地面が暖かいのか、トノサマバッタがいた。
端では水が溜まっていた。魚もいた。。
汚いと思うが、アオミドロなどは大切な材料であり、面白い物。

牛群の水辺ではイの仲間があり、近くにはタコノアシもあった。
この辺は水が湧いていたりと、面白い所。春になったら、もう一度、訪れたい。

近くの公園ではキダチチョウセンアサガオがあった。別名、エンジェルストランペットがあった。本当に、トランペットみたいだが、猛毒。


パンパスグラス。大きなススキ。


護岸工事のため、福生中央公園では囲いが出来ていた。
多摩橋付近では護岸工事が始まっていた。

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