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多摩川の生き物とヒト その138 番外 大沼から青森、黒石まで 23/7/22

早朝、宿の周囲を散策。ミズナラやトドマツなどの樹々が生え、北海道らしい植生。カタツムリなどがいた。歩いていくと、大きな体育館やグラウンドなどがある。北海道にはトマムなどのように一点集中で大きな施設がある。周囲を回ってくると、端に川が流れていて、アキタブキやオオイタドリなどがあり、景色の雄大さと同じように樹や草が大きくなっていた。そういえば、北に行くほど、体重が大きくなるベルクマンの法則があった事を思い出した。

マタタビ。北海道などではミヤママタタビも生える。
キハダカノコの仲間か。
何と言うマイマイ(カタツムリ)だろう。

大沼へと下っていく。駒ケ岳と湖の組み合わせが美しい。大沼駅に寄るが、何となくさびれている。ここは依然、乗ったカシオペアが停車し、風景を見た所。途中で、道路と同じ目線で、貨物列車とすれ違う。線路は大沼と駒ケ岳を回り込むように、勾配の関係で二手に分かれている。

雲の中に駒ケ岳が見えるはず。
小沼を回る函館本線。手前で、貨物用の砂原線と別れる。
小沼の周りには小さい湖がある。
ノリウツギ。山を白く、彩る。虫も好む。

更にバイパスを下りきった所が五稜郭の近くだった。JR北海道と共有している五稜郭駅に寄り、道南いさりび鉄道の鉄印とグッズを求める。珍しく時間が余ったので、有名な五稜郭に寄る。少し、「時間だよ」と言って、妻を急かしてしまったのを反省する。

いさりび鉄道の鉄印。もと、国鉄江差線。


青函フェリーに乗り、函館山を見ながら進む。そうこうするうちに、仏ケ浦や大間なども見え始め、陸奥湾に入った事を確認する。期待していたイルカは見えなかった。

函館山。ロープウエイがあり、夜景で有名。ここも寄らなかった。


すぐ近くには海が迫る。
離れていく北海道を振り返る。また、行けるか。
何を思う。
仏ケ浦。断崖が続く。


青森港から弘前(ひろさき)市の黒石へ。弘南鉄道黒石駅に寄る。受付の方が大変、良くして頂いて、話が盛り上がる。入場券を買って、構内の電車を撮影でき、満喫した。弘南電鉄の電車は元東急7000系。私が大学生の時、東横線で急行で走っていた。製造から60年たっているが、養老鉄道にも行っているぐらい、元気に走っていた。残念ながら、ラッセル車はいなかった。

中間車を先頭車に改造したもの。
もともとの先頭車。ナンバーの上には急行灯が、ヘッドマークーステイもある。前照灯の下の尾灯は改造したもの。
東急が東京急行電鉄と言っていた頃。製造は1963年。今年で、ちょうど、60年。JRが6年ぐらいで廃車するに対し、非常に長持ちで、大切に使う。
貫通扉はふさがれていた。
東急時代にはなかった雪を除けるスノープラウも付けられていた。都会にはない、冬の厳しさを知る。

弘南鉄道を堪能した後、温泉へ。宿はコンロなどもあり、湯治客用みたいな宿だった。山賊館と言う名の割には襲われなく、快適に過ごせた。

駅カード。こけしで有名な黒石駅の物。
駅カード。これは田舎館駅。
弘南鉄道の紹介。冬も行きたいが。


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