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多摩川の生き物とヒト その213 水系 レンリソウを捜しに 福生      五日市線鉄橋へ       ‘24/4/12

以前、レンリソウがあった福生市五日市線橋梁付近についてまだ、生えているどうかを見に行った。
羽村堰下橋下流の羽村堰改修工事は終了したが、残ったワンドはこれからどうなっていくのか、見守っていきたい。また、いつも堤防から見下ろしていたが、いつか川辺に出て、アケボノゾウなどの化石はないか、ワンドや付近の植生の回復具合と合わせて、見ていきたい。これらの回復具合や化石を写真などで記録していきたいと思う。

羽村市根がらみ前田んぼでは植えたチューリップを見るチューリップ祭りが開かれていた。そのお陰で、多くのヒトが来ていた。河川敷を駐車場に開放。でもやはり、河川敷ではなく、市内に見つけるべきだろう。
羽村堰上流で。工事で作った木枠などは水中に没し、静かになった。川原も無くなった。
堰下のワンド。アシやガマなどが生えている水辺は残ったが、他の部分は整地されるなどをし、石ころだらけの川原になった。これからを見ていきたい。
漁協により、悪物にされたカワウ。共存の道は。堤防にあった漁協の看板。

春風にそそられて、待望のサクラもまだ、咲いている。今年(2024年)は開花が早いと言われたが、4月6日の始業式に咲いている事から平年並みになった。多摩橋下の護岸工事も終わり、白い護岸が見え、草が茂っていた河原が石ころだらけの川原に変わっていた。ここも、継続的に何が生えて来るのか、見ていきたい。
多摩川中央公園を過ぎ、五日市線鉄橋をくぐり、レンリソウがあったと思われる場所へ。近くに自転車を止め、堤防の斜面などでレンリソウを捜す。カントウタンポポスイバが咲く中、捜したが、残念ながら無かった。新しい道が出来てしまったので、踏まれてしまったのかと思う。

多摩橋直下の新しくできた左岸の護岸。一転、石ころだらけの川原が出来た。
ハルガヤ。牛などの食欲増進として入ってきた。
クマリンを含み、桜餅の匂いがする。
カントウタンポポ。堤防などに多く、生えている。
スイバ。ギシギシに先立ち、開花する。
タチツボスミレにしては葉が厚い。花の色も濃い。
ジシバリ。地面を覆う事から。
桜を背景にスイバ。

川辺も気になったので、川辺へ。カテンソウがあり、ハナモモが満開で春らしい。オオアラセイトウも群落を作り、きれいに咲いている。もっと、水が見える川辺に行きたかったが、川の中州に住んでいる人がいた。トラブルを避けるためにこれ以上、進まず、引き返す。

福生の河川敷にあったカテンソウ。花粉を飛ばせそう。
ナワシログミ。苗代の頃に実ることから
ナワシログミの実。食べるのを忘れてしまった。
ハナモモ。実を着けず、花を見る。
オオアラセイトウ。中国から戦後、日本に入ってきた。
ショカツサイは中国名。

暑くなり、腕をまくり、手袋も指を切ったものにした。帰り、馬の水飲み場跡を見たが、水が少し、溜まっていた。これから、ヒカリモが伸びてくるのを期待したい。

ウマノアシガタ。五日市線の上流にあった。土手が黄色く染まっていた。
きれいな光沢のある花。キンポウゲ科。葉が馬の蹄に似ている事から。


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