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多摩川の生き物とヒト その114他の川 荒川と秩父鉄道フェスター  23/5/20

秩父鉄道でわくわく鉄道フェスターが行われると言うので、埼玉県熊谷市にある荒川の広瀬川原へ出かけた。
荒川の中流にある大麻生公園に着く。
この公園の片隅に四角囲まれた、いかにも花壇風の河原植物の見本園があった。カワラケツメイ、カワラサイコ、カワラナデシコ、なぜか、ハタザオがあった。しかし、カワラハハコやヨモギが看板にあると書かれていたが、区画内や周辺を探したが、なかった。
公園をフェスターの会場まで歩く。河口から73kmとあり、多摩川の青梅までの63kmよリもはるかに長い。
フェスターを堪能した後、また、土手を歩き、途中から公園内の野鳥の森へ入る。まさしく、河川敷内は野鳥の森になっていて、クヌギなどが巨木になっていて、あたりが見渡せないほど、深い森になっている。多摩川でも、昭島などでニセアカシヤやエノキなどが生えているが、見通しもよく、深い森にはなっていない。また、池もあり、藻が生え、うっそうとした趣になっている。これも多摩川にある明るく、勝手に釣り場を作ってたりしている池とは違っている。

花壇風の河原植物見本園。3つの区画があり、河原植物が植えられている。
見本園の看板。ヨモギやハハコはなかった。
ハタザオ。どうして河原植物なのか。勝手に生えてきたのか。
帰りに通った大麻生公園内の野鳥の森。
ヤブミョウガなどが生え、深い森になっている。
樹々も大きく成長し、ここが荒川の河川敷だということを忘れる。
池もあった。藻屋が喜ぶ、藻が生えていて神秘的。
道沿いにあったカワラサイコ。
オニグルミも成っていた。

この荒川沿いに秩父鉄道広瀬川原車両基地がある。いわば、広瀬川原車両基地は東急の長津田工場やJR東日本の大井工場(現東京車輛センター)のような工場である。SL、EL、貨車、そして都営浅草線や東急にいた車両達が展示されていた。
工場内では東急の8090系が置いてあり、この基地でマークの張替えなどの改良工事をしていた。線路の片隅には部品を取っている都営6000系やクーラー部品などが置いてあり、いかにも、工場らしく、このような部品などを見るのも工場見学の醍醐味である。
工場見学などが有料になる中、このような催しは貴重である。手間はかかると思うが、是非、来年も開催してほしい。

SLはバイオエクスプレスに使用。機関車は石灰岩を運ぶ。時に東武の電車を索引する。
もと、三田線の6000系。三田線ではもう3代目がデビューした。誕生から26年ぐらいたっている。
108型機関車。古い機関車。
C58型蒸気機関車。
元国鉄の12系。貴重な客車。これはさすがに直して走らせられないだろう。
6000系の部品取り車。すでに、ライトカバーなどが外されている。
もう使われていない貨車。救援車となっていた。
救援車とは文字通り、事故などがあれば、機材などを積み、駆け付ける貨車などの事。冷房などもあるので、事務所などにさらに転用されたかもしれない。元スム4000。セメント袋を運んだ。
蒸気機関車C58のご飯。
貨車の板バネ。これでショックを和らげていた。
分解整備中の台車。電車用と思う。マニアではDT58など、見れば形式が分かる。私はまだまだ。
保存用と思う車輪。何の車輪。軸が大きい。
もと、東急8090系。東急の電車は丈夫で、半世紀走っているものもいる。さらに、30年ぐらい使うようだ。

荒川の河川敷は自動車で10分ぐらい走らないと川に出られないなど、川が広大である。
来年、工場見学と一緒に、河川敷を抜け、実際の荒川の流れを見てみたい。

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