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多摩川の生き物とヒト その8 多摩川自然観察会風 青梅から東青梅 22/05/15

青梅駅に集合。参加者は6名。駅近くにある「にゃにゃまがり」に入る。これは細長い通りになっていて、両側は高い塀になっていてネコがこの上を歩けるようにしたもの。新しくなった市民会館の横を過ぎ、段丘崖を下り、途中で崖に建っているマンションの脇から川を望む。万年橋につく。両側で橋の形が違う。上流側が国立公園で東京都、下流が建設省と異なっている。管理形態が違うために橋の形が違うのだろうか。河原へ降りられず、橋のそばの小道を進む。橋のたもとの林には四角いカメムシ(種名不明)がいた。形が面白い。よく見つけたものだと思う。反対の家にはオキナグサを育てている。ヒゲのもとになっている種子をいただく。                      再び、川に出る。使われなくなったプールのわきを通る。ヤブジラミに似ているシャクもあった。よく似ている。柳淵橋を渡る。橋のそばには若鮎の像がある。どうして全裸の女性像なのか。アユを放流したが、アユ以外のムギツクなど、関東などには生息していない魚も放してしまった。いわば、国内外来種を招いてしまった。もう、戻せないので、安易な放流はやめるべきだろう。渡った釜の淵公園では新緑祭りが行われていた。太鼓やアロハダンスなどで、にぎやかである。カツラやウバユリなどの新緑が美しい。

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柳淵橋下の河原 バーベキューができないようにロープが張ってある。

青梅郷土博物館に立ち寄り、行われている「青梅の林業と筏流し展」を見学。沙羅の構造、筏道の跡などが展示してあった。良く、古文書などの資料を集めたと感心する。せっかくの良い企画なのに、人が少ない。実際に筏に乗った感想など、もっとくだいてもよかっただろう。博物館そばの斜面を昇る。途中、ネーミングが素敵なハンショウズルが咲いていた。かんぽの宿の崖沿いの横道を歩く。カラムシにフクラスズメガの幼虫が付き、頭を突っつくと、体をゆすり、威嚇する。虫は必死に行っているが、その様子が面白い。虫に詳しい人でないと、このような習性はわからない。                    往来の激しい道に出る。河原に出る道は家ができたりしてわからなかった。横道に入りマンションのわきを通り、やっと覚えのある昔の道に出た。調布橋を渡り、再び、小道へ。途中で道の奥にあり隠れている個人のガーデンに招かれる。有名な工芸家の方がマイガーデンを造ったそうだが、人が来ないそうだ。きれいなバラを主体にしたガーデンだった。          下奥多摩橋に出ると、遠くに黄色の花が見えた。見たいと思ったジャケツイバラで橋からよく見える駐車場へ行く。昔よりも木々を覆い、蛇がのたうっているように伸びて黄色の花がよく咲いている。昔はマメ科だったが、今ではジャケツイバラ亜科になっている。花の余韻に浸っていると、車が来て「どうして駐車場に入っている。個人の土地に無断で入っていいのか!」と言われた。個人の土地に無断で入った事が悪いのは分かる。もう少し、言い方や余裕はないのだろうか。                                下奥多摩橋から新しくできた道路のそばに今までの花がいっぱいの家が残っているのを見て、安心した。それぞれ、東青梅方面と近くで行われていた型染の展覧会を見るグループに別れ、解散した。                 やはり、虫が専門な人が来ると、面白い。               野鳥 アオゲラ キビタキ ハクセキレイ キセキレイ カワウ シジュウカラ カルガモ

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ジャケツイバラ マメ科と違い、下の竜骨弁が発達していない。

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