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多摩川の生き物とヒト その126   矢向工事の打ち合わせ 23/6/19

工事関係者、国土交通省、それに水系のÝさんが出席。昨日も、そういえば、熱い中、多摩川を歩いてきたばかりだった。
すでに橋脚の基礎工事が始まっていた。始まっている工事の最中、工事について説明を受ける。これからの工事について、休憩場などはグラウンドに移設し、アシ原への影響を少なくするそうである。この説明を聞き、安心する。
また、「概要書に外来種や貴重種を見つけたら報告するとの文が書いてあるが、誰が見つけるのか。」という問いがあった。国交省の方はただ、概要書に書いてしまったとの事。いわば、コピーアンドペーストをしたわけである。
次に、ウマノスズクサの位置を確認する。ウマノスズクサは生息していたが、ジャコウアゲハはいなかった。おまけに、堤防の端に生えていたが、ここは川崎市の管理範囲との事。保全については川崎市に伝えるとの事。堤防でも、管理区域が違っていたことになる。
工事概要書をもっと丁寧に記述してほしいことを確認し、打ち合わせは終了。
また、これから行われる浚渫工事について、範囲と影響について、アシ原などに影響しないことを確認した。

この辺がスーパー堤防の計画地。


予定地にマンションが建つ?
矢向付近から川崎を望む。
戸手の水位観測所。休んでいるのはカワウ。
こんもり、茂っている所は大田区のグラウンド。正面の鉄橋は京浜東北線。

また、打ち合わせ終了後、平間の旧堤の撤去について質問し、スーパー堤防の建設によるものとの説明があった。そこで、平間の旧堤取り壊し現場へ行く。人家も一軒あったが、そのそばでマンションの工事予定の看板があった。どうして、工事を認めたのか。スーパー堤防工事が始まり、近隣も対象になっているのに、どうして工事を認めたのか。工事が始まるのにどうして、許可となるのか、わからない。
六郷橋へ向かう。途中でアメリカアサガオやカンナなどが咲き、人工的な装い。
京急陸橋付近では、ビワの実はすでになく、草刈りがされていた。六郷橋を渡る。

京急近くの旧護岸。小さいが、いい干潟になっている。
旧明治製糖の護岸壁。この近くに製糖工場があり、ここから、原材料が運ばれた、その跡。やはり、1900年代、つまり、明治時代のため、レンガ造りとなっている。
京急陸橋。ステンレスにしても、赤にしている。
オオアメリカアサガオ。これから増えるだろう。
ラセイタソウ。海に近いので、海岸性の植物も生える。
この、一段下がった所が旧六郷橋駅。
六郷橋から上流を望む。橋は京急、東海道本線。
京急の橋の下を通るのが、工事用道路。橋の近くで、ブロックなどを造る。

ゴルフ場の脇を通り、大田区緑地運動公園前の浚渫予定地前の植生を見る。ランタナなどが咲き、外来種天国だった。
ブタ公園に着く。この公園近くにあったエノキやネズミモチが茂った所はきれい、さっぱりと無くなっていた。自然を改変する人の手は恐ろしいものだと思った。
帰りは矢口の渡しから溝ノ口へと帰った。東急の各形式や各社の電車を見るためだ。もっとも、西武だけを見、話題の相鉄は見られなかった。

左岸の大田区緑地運動公園近くの川辺。浅く、干潟になっている。
所々、水が溜まり、面白い所になっている。
ランタナ。ふつうは寒さで枯れるが、しっかりと残っている。
ランタナの実。種には毒がある。イチイ等と同じ。
ひょうたん池付近から対岸の右岸を見る。重機がある所が小向の工事地点。
この水は大田区のひょうたん池から来ているのか。
ブロックがあり、ビニールで包んだ石があるなど、工事時期によって、護岸の仕方は異なる。
大田区民広場近くで。アシが茂り、良い雰囲気になっている。
アレチハナガサが群落を作っている。
ジャノメギクも大いにはこびこっている。
この辺で、大きくカーブしている。なかなか、着かない。
水面にマンションが映る。
ヤマハのボート乗り場付近で。ガマも生え、いい環境。
わずかな緑の所に咲く、ヤブカンゾウ。
足もとにはクスダマツメクサ。
大きな花になっている。
ブタ公園のオブジェ。何だろう。
家の跡があり、樹々が茂っていた。
ブタ公園にも、エノキなどの大きな木があった。
樹々が切られ、整備された。
新しく、道路もできた。
橋は多摩川大橋。きれいに均された。


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