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多摩川の生き物とヒト その78 水系 多摩川自然観察会風二子玉川周辺23/1/15

参加者6名。S氏がどうしてか、次回の場所、昭島の小宮へ行ってしまった。気づき、慌てて二子玉川へ向かったが、1時間以上の大幅な遅刻。すでにきちんと集合したメンバーは新二子橋を抜け、引き返してきたところだった。
兵庫橋付近ではオオバンやコガモがいて、特に、コサギは20分もじぃと水面を見つめていた。ようやく、口ばしが動き、見事に小魚を捕まえた。上空にはヒメアマツバメがいた。どこで越冬しているのだろうか。

センダン。びっしりと実を着けている。街路樹以外にも、川で花とともに目立つ。バックは新二子橋。
ヒメアマツバメ。群れをなして飛んでいた。見えると言えば、見える。

二子橋をくぐる。電車は30年前の学生時代に見ていた赤帯の8500系から笑い顔に見える電車へと様変わりをしていた。野川にかかる兵庫橋は撤去され、野川の合流点付近で堤防を造る工事が始まっていた。マンション脇の料亭の宝亭跡付近も流れを変えていた。しかし、旧宝亭への工事は始まっていなかった。ポプラやネズミモチなどの外来種が多く、特に、絶滅危惧種などの守るべき植物はないが、旧宝亭は緑の島であり、動物などが多く生息したりする大変貴重な所。残して欲しい。
橋をくぐると、大きく曲がる迂回路ができていた。二子橋の橋脚をじっくりと見ながら新しくできた堤防を横に見ながら、洪水敷を進む。途中でクワについていたクワコの繭を見つけた。さすが、虫屋。昔、職場で黒い、つぶらなクワコを飼っていたことを思い出した。

迂回路のフェンス越しに野川の護岸工事を見る。
流れが変わり、合流点付近は流れが少ない。
メドハギについていたクワコ
クワにぶら下がるクワコの繭。クワコはカイコの祖先、

堤防を上がり、二子玉川公園に出る。昔、ここに二子玉川遊園地があった。御幼少のころ、かわいいジェットコースタなどに乗っていたことを思い出した。ここで昼食。道路の上に人工地盤を造ったので、この公園は高さがあり、国分寺崖線もよく見える。帰るときに、二子玉川ライズタワー内にある人工公園に植えたカワラノギクを探したが、わからなかった。
まだまだ、二子玉川は変化していくと思った。

公園にあるヤツデについていたカイガラムシ。きれい。でも、害虫
二子玉川公園を行く。バスは高さ3階もある崖から下っている。

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