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多摩川の生き物とヒト その140 水系 府中しゅんせつ工事の立ち合い23/7/25

36℃と、暑く、土手のアカツメクサやメヒシバなどの暑さに強い草も、さすがに干からびていた。
定刻に工事会社、国交省の方が集合。まず、カワラケツメイの確認があった。旧護岸付近にケツメイがあった。ほとんど、雨が降っていないせいか、ケツメイは茶色く、変色していた。

カワラケツメイの群落。きれいな緑色の葉が日照りのためか、赤くなっている。


しゅんせつ工事の範囲に入っていなかったが、工事用車両などで踏まれる恐れがあり、囲って保護するのは無理との事。そして、工事区画以外へ移植する事にした。ケツメイが多く生えている所を中心にし、くぎを打ち込み、ピンクのテープで囲み、存在が分かるようにし、この範囲で移植する事にした。

多く生えている所をピンクのテープで囲み、存在をはっきりし、これから、移植する。


ただ、移植すれば、残るものではない。昨年(2022年)、移植したカワラサイコは無くなってしまった。
次に、カワラケツメイ群落上流にあるアシ原は刈り取るが、根は残ることになった。また、芽が出てくる事に期待したい。
下流にある湿地は上流にある公園の池の排水からできたものとわかった。井戸から汲み上げ、その利用した水を川に流すには、長さや管が必要で、公園で池の水として使った後、少しずつ、河川敷に吸収させていく過程で湿地が出ℓ来たそうである。川とは偉大なものだと思った。
このようにできた湿地は今回の工事では関係が無いと解った。
少し、ほっとする。


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