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多摩川の生き物とヒト 番外 その23 外来種への道     22/06/14

絵画の先生より、ピンクの手毬状の花をいただいた。よく見ると、マメ科。今まで見たことのない花で、園芸種とにらみ、園芸関係の書籍でマメ科で探すも、見つからず。保育社の帰化種図鑑などで検索すると、タマサキクサフジ、別名、クラウンベッチと同定。多摩川に多く生えるようになったナヨクサフジと同じ仲間だった。挿し木には失敗したが、種子や茎からも生えるので、シロツメクサのような外来種候補となりうる。
今の時期、ケサランパサランが飛んでいる。正体はアメリカオニアザミの種子である。現在、中央本線の立川駅の東京方の線路にも多く群生している。切っても根が残るのでまた来年生えてくる。抜くにもトゲが痛いので抜きずらい。恐るべし。来年が怖い。 
                                 

アメリカオニアザミ 高架下のわずかな隙間に生えている。

 種子を大量につける。比較的にきれい。乾燥などの条件が悪い所でも生育可。これらの条件がそろえば、外来種となりうる。私達が外来種を増やさないようにするためには川などに種子や草を植えないこと。園芸種は庭だけにとどめ、外には出さないようにする。                          今、我が家ではサンゴソウが道端に生えていて、帰化種になりそうである。この種も見守り、抜くなどをし、広がらないようにしたい。

ビロードモウズイカ 葉は気持ちよいが、ヒナゲシのように、大量の種子をつける
これは未同定。ゴマノハグサ科か。
ホウキギ ホウキグサとも言い、コキアで有名。とんぶりなどに種子を利用するが、外来種予備である。


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