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多摩川の生き物とヒト その99 水系 海沢へ           23/4/4   

季節がよくなり、花々がどうなっているかを知りたくて奥多摩の海沢 
(うなざわ)を訪れた。
トンネルの先にゲートがあった。ゲートには鍵がなく、開ければ、通れる。自己責任で通れと言う事だろう。林道はガードレールもなく、落ちた時など、責任を問われるのを回避するためだろう。
所どころでピンクのトウゴクミツバツツジが出迎えている。海沢園地に着く。大楢峠へと続くこの林道は昨年(2022年)の大雨により、崩れた。そのため、現在、災害復旧中で通行止め。

奥多摩の山々。ヤマザクラが咲き、新緑が美しい。
海沢三滝の一つ、三つ釜の滝。三つの滝が連続してある。


水はもちろん、きれい。

入り口にあるサワグルミはやっと芽吹き始めていた。それ以外のヨゴレネコノメ、ハナネコノメ、ハシリドコロ、コチャメルソウなどが咲き、イワタバコが葉を伸ばし、春の気配。カツラ、チドリノキなどが芽吹き、ようやく、春になったと思う。

イワタバコ。春になり、葉が伸びてきた。
冬は葉が丸まって過ごす。
ダイモンジソウ。これから大きくなり、ユキノシタのような花を着ける。
イワギボウシ。水辺などを好む。
コチャルメラソウ。ラーメンの時に使うチャルメラに見立てた。waiwaiさんの指摘により コチャルメルソウ。勘違いをしていた。どうして、チャルメラではないのだろう。牧野を見ても、チャルメルとなっている。
面白い花を着ける。
ハナネコノメ。筒状の花を着ける。
水辺が好き。
ヨゴレネコノメ。白いのを汚れていると見立てたから。
中央の茶色がネコの瞳に似ていることから、ネコノメソウ。牧野博士によれば、トウダイグサらしい。
ニリンソウ。文字通り、二輪咲くことから。
ナガバスミレサイシンか。
ジロボウエンゴサク。
面白い花をしている。
ハシリドコロ。葉などを食べると、毒の作用で走り回るそうである。
ミヤマキケマン。黄色が美しい。
ウバユリ。これも葉が照り、新緑が美しい。
イヌナズナ。黄色いナズナ。
ミツバコンロンソウ。
昔、ジュウジカバナ科と言ってたように、アブラナの仲間である。
カツラの新緑。
アヅマイチゲ。もう、花が終わった。

帰りにカモシカと出会った。まだ、小さく、子供だった。カンスゲの葉が切れていたのも、彼らが食べたのかもしれない。

アメリカスミレサイシン。なぜ、ここに生えているかはわからない。


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