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多摩川の生き物とヒト その150 水系 カワラノギクプロジェクト 永田地区 でのカウント      2023/10/29

カワラノギクの開花個体とロゼットをカウントした。開花個体は今年の数を、ロゼットは恐らく来年(2024)に咲くだろう個体数を表している。
夜、雷鳴が轟く。朝方まで、雨が降っていたが、レーダー解析から決行するとのメールが入った。
永田橋のたもとに、国交省、明治大学、福生のNPO自然環境アカデミー、一般市民など、約40名が集合。雨上がりですがすがしい。橋を渡り、たもとで折り尺などの調査道具を受け取り、ススキ原を通り、池や丘陵から集めた用水を危なかしい棒で渡り、川原へ。
22日よりも咲いている。4つのグループに分かれ、開花個体の調査へ。なぜか、国交省の方がリーダーとなり、「方法が分かっているので、不明の点は国交省の方に聞いてください」との事。国交省の方も、どのように、メジャーを置いていいのか、わからない部分もあった。そのため、一般市民の方がどのように調査を行うのか、今一つ分からなかったみたい。
私のグループは開花数をカウントした。チラホラと咲いていて、つぼみのままの個体もあった。ロゼットを調べるグループは当然、ロゼットをカウントしていた。
D工区が終わり、他のグループも終了した所ですべてを合計した。今年
(2023年)は725株、開花し、昨年の250株と比較し、増加していた。また、ロゼット対開花数の比を今回出したが、D工区などは比が大きく、来年、期待できることが報告された。

晴れてきて、調査前のひととき。
D工区などでは咲いていた。
奥のC工区へ向かう。足もとにノギクが咲いている。
メジャーを引き、5mごとに開花株をカウントする。

帰りでは、カウントしている以外にも、ノギクがあり、分布が広がっていた。また、ビロードモウズイカも広がっていた。ビロードモウズイカなどがこれから、ノギクにとって、どんな影響を与えるのか、見守っていきたい。
今年度のカワラノギクプロジェクトは終了した。来年はどうなるのか。これ
も見守っていきたい。

C工区以外のノギク。
カワラにも進出したノギク。周りはアシなどが生えている。
ビロードモウズイカ。葉触りは本当に良い。
種が細かいため、数が増えている。

帰り、いつも行っている福生の喫茶店アヌーは羽村で民家をギャラリーとしている所で仏像展見学のため、寄らなかった。

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