多摩川の生き物とヒト その87 水系 八高線 左岸下流 23/3/1
春を求め、八高線脇の左岸の河原へ。川を下っていく。
上流では日野用水堰の工事を行っていた。工事用の道路が橋梁沿いに通り、直角に曲がり、堰へと延びている。暖かくなり、イヌコリヤナギの花が咲き、おそらくヒキガエルの卵塊があり、春になったと実感する。
三紀層の泥や砂でできた地層が現れた、通称、土丹の河原を歩くと、土丹の間から水が湧いていて、春の装い。水たまりにはタコノアシの枯れた姿。よくぞ、タコノアシと名づけたと思う。
堰のようになっている所からくじら運動公園脇の道に出る。この辺は職場で、調査や採集に来ていたところ。近くの多摩川上流水再生センター(旧排水処理場)の温排水について調査したが、うまくまとめきれなかった。やがて、温排水が流れている水路に出る。暖かいのか、オナガガモ、コガモなどのカモたちが群れていた。
暖かくなってきたので、厚手の手袋から短い指切りの手袋が欲しくなる季節となった。手袋を取るが、指切りタイプがないので、素手で持つ。
春になった気持ちを満喫した。
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