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多摩川の生き物とヒト その155 水系 南六郷しゅんせつ工事の       打ち合わせ        ”23/9/22

京浜東北線鉄橋そばで国交省、業者の方と待ち合わせ。全員、そろったところで川辺近くのバックヤードに移動。
工事予定地はすでに鉄板を敷き、オレンジ色の網ネットでグラウンドとの間に境を作っていた。

コニシキソウ。カバー上に土手の階段などに張り付いている。
すでに工事の準備が終わっている。後ろの樹林地はすべて、切られる。
ここは残る。何もないように見えるが、排水口付近にはカニ達等がいる。

国交省の方によると、樹木を伐採する事は洪水の時、流量を確保するためで、木があると、水が流れるのを妨げるというものだった。つまり、しゅんせつ工事とともに、治水工事も含まれていた。
そして、現在、樹々が生えている盛り上がっている所は削るとの事だった。
バックヤードの後ろの川辺は工事をしないとの事だった。そのため、カニ達もいる、バックヤード後ろは残るようだった。この目の前などに、小さな干潟もあったが、しゅんせつ工事に伴い、削り、無くなるとの事だった。下流で行われている自称、干潟づくりに生かせないかと提案したが、無理だった。
上流のひょうたん池付近にある草原も無くなるとの事だった。
伐採し、工事が終了した後、砂利を引く予定だが、そのままにして、植生の回復を待って欲しいと要望した。
結局、樹々が生えていた緑の部分は無くなる事になった。

京急下の草原。利用もできないので残っただろう。けれども、大切な草原である。
京急下の草原。アシなどが生えている。
道の近くには、アレチヌスビトハギが進出してきた。ものすごく、増えてきた。


ホウキギク。外来種。


ケイヌビエ。芒(のぎ)という種の先端の毛が長い。


帰りは京急の鉄橋下にある線上の草原を見た。さほど、面白い植物が生えているわけではなかった。しかし、ここも、緑の少ない大田区にとっては貴重な所だろう。

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