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多摩川の生き物とヒト その97 ヒト 水系と基金の引継ぎについて 23/3/30

水系の代表でもあり、遠藤基金の運営委員でもあるÝさんが交代したいとの事を受け、総会を経て、私と交代した。
その引継ぎのため、聖蹟桜ヶ丘駅でÝ氏と会った。

多摩川の上流。ここでも、都民の森、天祖山開発、などの問題が起き、今、道路問題などが横たわっている。

水系とは多摩川水系自然保護団体協議会と言い、多摩川の上流から下流までの周辺にあるいろいろな自然保護団体が集まり、共通の認識を持ち、自然破壊の解決と保護を目指した。例えば、上流にある天祖山の石灰石採掘問題に関しては下流の大田区の団体も共同して反対活動を行った。その水系に所属している団体が高齢化などにより2団体程度になった。どうするのか。‘張り子の虎‘でもいいので、いつかは活動できると思う。また、解散することも含めて考えていきたい。

中流の秋川合流点付近。自然生態系保持空間に指定されたところでも、工事が進んでいる。

遠藤基金は遠藤記念三多摩自然環境保全基金といい、以前から知っていたが、送られてきた資料を見て、改めて、故横山理子さんや故曽根伸典さん、そして、基金を作った故遠藤さんらの意志だと知った。多摩の自然保護を経済的に支援したいとの強い思いだった。
思いの積もった荷物を背中にしょって、ロードで帰った。以前にも大きな花束を抱えて帰ったことがある。楽だと思ったが、荷物が背中からはみ出し、食い込み、荷崩れをたびたび起こし、少し難儀しながら帰った。

下流。橋の建設、中洲の浚渫など、開発はまだ進む。


1977年6月に発行した「多摩川水系の自然」。 農工大の学生など、若手の人を中心して多摩川や今の野鳥公園などを紹介している。

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