こだわりの強い子

気になると、なかなか執着することから離れられないこと、もしくは、そういった人に出会ったことがある人もいるかもしれません。
例えば、本がいいところまで読んだから、もう少し読みたいとか今していることを延長して、後ろの予定を調整することなどは誰にでもあることです。
しかし、この行動は脳をしっかりと働かせていてなかなか高度なことなのですが,まだまだ成長期にいる子どもたちはうまくいかないことがあります。
次の予定があるから、今していることをやめさせないといけない時など、大人のエゴがあることはしばしばみられます。
例えば、(ちょっと買い物するから)ここでゲームしていいよ。これは、ゲームを許可していると受け取れます。
(買い物が終わったら)お待たせ。さあ、いきますよ。
では、動かない子どもがいます。
(  )のことをきちんと話しておかないと実は子どもは、理解していない、ということもよくあります。それに気がついて、買い物をしている間、ゲームをしていてくれていいからね。などという言葉がけは、少しのことですが、大きな意味があります。
気をつけたいのは、次に行くことが先に来てしまい、さっさとしなさい、など、自己都合が優先した声掛けをすると、子どもはたちまち途方に暮れることとなります。
ゲームしていい、と言ったからしていたのに…と。この時の葛藤が、悪い方向に働くことが起こると自尊感情が低下したり,相手に不信感を抱いたりすることにつながる恐れがあります。一つ叱ると10は褒めないとバランスが取れなくなるとも言われる子どもの自尊感情。ちょっとした声掛けなのですが、感情を整えて接していくことは、目上や憧れの人に対してもそうですが、子どもや特に親しくない方へも心配りして行けたらいいですね。

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