集団行動が苦手な子

家庭では,親と子の関係、多くても親戚などで、個性を踏まえた上で対応してもらえることが多く、なかなか気づくことのできない姿や学校では見られることがあります。
積極的な面、消極的な面さまざまあると思います。なかなか保護者が思う姿と違うことを伝えるには、労を要することもあります。
今回は,切り替えの苦手な子について書きたいと思います。

集団生活では、時間単位での行動が求められますが、ここに苦手が見られる子は割と見られます。
活動に夢中になっている時に、活動を止められてしまうのですから,抵抗を感じるのはやむを得ません。ここでは、脳の前頭葉が機能を発揮するのですが,小さい子どもはまだ未成熟なので、なかなか難しいところです。小学校の低学年で成長が見られ始めるのですが、この時に叱ってしまうと子どもは、意味がわからず、自分はダメな子と思いがちになります。そこで、もう少しスモールステップを設けるとうまく行くことがあります。そこで、策としては。予めストップのタイミングを伝えておくといい場合があります。
チャイムに合わせて行動しましょう、当たり前のように言うことがありますが。そのためには、チャイムを予期するという力がついていないといけません。さらに、夢中になると大人でも時間オーバーしてしまいます。
そこで、予め5分前、3分前などの呼びかけをすると効果的です。これでうまくいけば手はかからないですが、やはりうまくいかないもの。ならば,もうひと頑張りして、カウントダウン。それでもダメなら、終了後にカウントダウンして間に合えばセーフ。
これである程度子どもはできるようになりますが、これでも難しい場子どもには、個別の手立てを考えてあげる必要があります。
ご褒美シールなどを活用することでできるようになる子もいます。また、読書は、時間ではなくページで区切るなどといった手立てを行うこともありですね。そのためには、その子の読書ペースなどを把握した上で時間を想定することが必要となります。また、補助が必要ならその対策をする…など。こうして考えられたものが個別の支援計画となるわけです。
少し時間がかかりますが、大人になるまでに辿り着けることができたら、いいので少しのんびりと付き合っていける心構えを関わる側の者がしておくといいと思います。

いろいろなことでお困りのことがあればお気軽にどうぞ。ぜひ一緒に考えていきましょう。

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