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三つの資本

幸福の資本論という本には、三つの資本が登場する。

人間関係、金融資産、自己実現である。

言い換えると、絆、信用、知恵と言える。

絆は最も説明しやすい資産である。
友達や家族に、使わなくなった物を分けてもらったり、田舎のご近所さん同士で野菜を融通するというような物である。

コミニュケーション能力が高く、思いやりのある人は、絆を得る能力が高い。

次に信用は、信じて用いる、と書く。
つまり、人の役にたつ能力を買われるという事である。

お金とは、約束手形という商品の取引の記録であり、信用を数値化した基準の一形態である。

そして知恵とは、技術化された知識のことで、例えば料理をして美味しいものを作ったり、アートを作って楽しむことができる。

基本的に人間の資本はこの三つに分類され、一般論を言うなら、お金が一番稼ぎにくい。

例えば100円の野菜を融通してもらうより、100円を受け取る方が、難易度が高い。

また、同じ額をインデックスという堅実な投資をしてお金に働かせ続けるより、大学に使う方が生涯年収が高くなるようだ。

だが、人には向き不向きがあり、頭が良い人もいれば、お金を稼ぐのが得意な人もいる。


三つの資産に分散することはリスクを抑えてくれるが、自分に合ったデッキでポートフォリオを組むのが最適であろう。

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