プロローグ感想④【羽生結弦誕生~14歳迄】

圧巻のノーミスSEIMEIの後は羽生選手退場。
ここでやっと「プロローグ」とこのショーのタイトルがスクリーンに流れます。

オリンピック二連覇を達成した時の晴れやかな笑顔の羽生選手の横で、何やら意味深に巻き戻っていく時計の映像が流れます。
私たち観客が、羽生選手のスケート人生を追体験していく時間旅行が始まったのです。

いきなり登場したのは、赤いサンタ帽子を被った幼き頃のゆづ君。(あえてこう呼びます)

映ったのはなかなかネット上でも出回ってない写真だと思いますし、(私は初めて見ました)
あまりにも可愛らしい姿でしたので、
笑い声を溢すな、という方が無理です。

あちこちで同じようなお仲間さんの声がたくさん聞こえました。

先程の緊張感はどこへやら、あっという間に会場中が母性本能をくすぐられ、和やかムードに。

こういう演出も、今考えてみれば見事なものですよね。
緩急のつけ方がさすがです。

先程までリンクの上でガチンコなアスリートっぷりを見せていた27歳男性と、サンタ帽被った(被らされた)愛くるしい赤ちゃんが同一人物だなんて、インパクトが強烈すぎて脳がクラクラしました。


それにしても、あんなに小さい姿で生まれた赤ちゃんが
未来のフィギュアスケート界のスーパースターになるまで登り詰め、世界中にいるファンを幸せにする存在になろうとは。
本当に生まれてきてくれてありがとうです。

話がそれてしまいました。

次に、9歳のゆづ君が登場します。
羽生ファンの中ではまたまた有名なキーワード「9歳の頃の羽生結弦」その人です。

9歳で初めて決めたダブルアクセルの映像が流れます。
「アクセルジャンプ」という羽生選手にとって大切なジャンプの歴史の始まりについても、ここで示されています。

この9歳のゆづ君の演技動画を会場で観ていた私の感想なのですが、
幼いころから表現力が抜群だな、ということをまず真っ先に思いました。

長い手足を目一杯に伸ばして、恥ずかしがらずに全身で表現しようとする気概が感じられる。
そしてジャンプを降りた後の姿勢の美しさ。
それらに、今の羽生選手の演技まで続くルーツを見た気がしました。

さて、この9歳の時の姿を印象に残して、映像の中のゆづ君はぐんぐん成長していきます。

途中「木馬にまたがり一心不乱に揺れる無邪気なゆづ君。しかも背負っているのはプーさんのリュック」というファンサービス的な映像を挟みつつ、
ついに14歳にしてジュニア大会全制覇という快挙を成し遂げたところで
いったん映像は終わります。

続きます。

※初日の映像がまだ無い状態で書いているので、細かいところに事実と異なる部分があるかもしれません。後日加筆・修正する予定です。


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