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プロローグ感想③【SEIMEI】

まず最初に思った感想として。

平昌五輪の時のSEIMEIの衣装を着て滑ってくれて、
嬉しかった。

私はぴょん堕ちです。
最初にハマったプログラムの時の衣装というのは、個人的に思い入れがあります。

旧バージョンでもなく、四大陸の時のものでもなく、平昌で二連覇した時の衣装、というところがすごく嬉しかった。

8月にやっていたSharePracticeのSEIMEIを見た時も思ったのですが、
スケオタではない私でもはっきり分かるくらい、上手くなってる!!

スケーティングや振り付けがより滑らかになり、どこか大人の余裕を感じさせるくらい。
それなのに、指先の動き、足の動きどこをとっても神経が行き届いている。
この滑りを維持するだけでも大変だと思うのに、進化させるとは一体どれだけの努力を重ねているのだろう…?

先ほどの6分間練習から続く緊張感の中、
私は羽生選手がジャンプするたびに両手を胸の前で握って祈ってました。

試合を応援しているのと何ら変わらない。
アイスショーであんなに手に汗握る感覚になったのは初めてです。

しかもジャンプノーミスとは。
四回転も跳んで、アクセルもコンビネーションだし、
絶対にこのまま競技に出ても優勝できるレベル。
「今が一番上手い」と常に言っている羽生選手の言葉が鮮やかに証明されるのを、この目で見た気がしました。


これは完全に私の個人的な視点ですが。
ワンマンアイスショーの冒頭にこの演技を持ってきたことにも意味を感じて。

羽生選手のスケート人生とは、SEIMEIの頃が頂点だったのか?

ここから観客と共に過去を振り返って、その答えを探す旅に出るような。
そんな気持ちになりました。


そして特筆すべきは、ぴあアリーナMMの音響の良さ。

SEIMEIという曲のポテンシャルを十分発揮できた音響なんじゃないかと。
特に低音の響きが良かったです。身体に重く響きわたる音。

私の記憶の中では羽生結弦プログラムコンサートで聴いたSEIMEIがピカイチですが、(あっちは音楽コンサートなので当たり前かもしれないけど)
ぴあアリーナMMのSEIMEIもすごくよかったです。

何よりプログラムコンサートと違うのは、本人が目の前にいて滑ってくれるのですから。
演技の良さと曲の良さ、両方に酔いしれた贅沢な時間でした。

まだ一曲目が終わったばかりなのに、満足感がものすごいことになっていました。

続きます。

※パンフレットに羽生選手のロングインタビューが載っているようですが私は読んでいません。なので本人の意図からは全くの見当違いなことを言ってるかもしれませんが、あくまで私視点からの感想を書きたいので、ご了承ください。

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