【入院清話】39:戦争

2024年5月12日投稿

元中学校長、亡き義父より戦争の体験談を聞きました。その話は、義母も過去に1度しか聞いたことが無い話でした。

当時の義父は、戦闘機の整備員として同級生たちと仕事をしていたそうです。
ある日、敵の空襲を受ける。同級生とともに走って逃る義父。

機関銃を打ちながら低空飛行で追ってくる敵戦闘機。ニヤニヤしている操縦兵の顔が見えた。義父の前を走っていた友達が機関銃で撃たれた。
友達は、頭、背中を撃たれ、上半身は肉片となっていた。義父は、脳や内臓が散乱している肉片をかき集め、出来るだけ工場に持ち帰った。
ついさっきまで一緒に笑っていた友達が、肉片に、、、、、
祖父は、時々夢を見るそうです。一緒に逃げていたのに自分だけ助かったことに「すまない気持ち」が湧き上がって来たそうです。
戦争経験者には、もっと様々な辛い体験があるけど話すことが出来ない人がまだ沢山いるのです。
戦争しているニュースにはもうウンザリです。どんな理由があれ、日本は戦争に加担することは賛成できない。では、また。




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