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『サラリーマンNEO』【2006~コント/映画】 【強烈個性キャラ:セクスィー部長/色香恋次郎 俳優:沢村一樹】

2024年6月7日投稿

【コメント】

私の中ではBBC放送制作の「モンティパイソン」と並ぶ、殿堂入り級の名作です。

「虎と翼」もうリタイヤしようかなと思っていたところにライアンこと沢村一樹さんが登場して、もう少し続けて観ようと思いました。沢村さんと言えば、この「セクスィー部長」を思い出し、懐かしくて投稿しました。

そういえば、「とらつば」の元同級生小橋の髪型、チョンとしたとこは、セクスィー部長のオマージュだと一目でわかりました。

このコント番組「サラリーマンNEO」は、ベテランバイプレーヤーさん達が、毎週楽しみながら演技しているように思えた懐かしいコントバラエティー番組。もう一度リニューアルして欲しい。その後、似た番組はあったが違った。NHKがダメなら民放でして欲しい。この番組で一番好きなキャラが「セクスィー部長」です。テレビ局が弱くなって無難になってます。お笑い、グルメにはもう飽きました。唯一、「不適切にもほどがある」にDNAを感じています。今時のサラリーマンは不満爆発寸前だからこそ、今なのです。では、また。

【登場人物】

セクスィー部長

/色香 恋次郎 演-沢村一樹

「セクスィー部長」こと色香 恋次郎(いろか・こいじろう)が主役のコント。その名の通り、「男の色香」とも言うべき強力なフェロモンと甘い言葉で次々と女性たちを魅了し、取引先とのトラブル・敵対的買収など、あらゆる問題を解決していく。「ビジネスと色恋は一緒になさらぬよう!」という決め台詞を残してセクスィー部長が帰っていくと、清掃員の八十田勇一がアドリブで一言ぼやくのが定番。"sexy"の日本語読みとして一般的な「セクシー」ではなく、より英語に近い「セクスィー」と発音するのがポイント。敵役はほぼ日本語読みするため、部下などが発音の違いを指摘する。
女性を魅了する他にも、鍵を紛失した引き出しを開ける・枯れた花を蘇らせるなどの奇跡的な能力を発揮する。
敵役の女性は毎回異なり、Season2の初回で放映された第1話ではSeason2から参加した南野が、第2話では普段男性を冷たくあしらう役が多い中田までがセクスィー部長の虜となっていた。第3話は宮崎美子が敵役となって以後は毎回女性ゲストを迎えている。第5話では黒谷友香演じるカリスマモデルに「大したことない」、また第6話では賀来千香子演じる社長にも「それがどうかした?」などと一蹴されるが、最終的には見事に篭絡してみせた。特に第6話では白熱した「オーラの闘い」が描かれた。
 2008年12月27日の「年の瀬スペシャル」では、「Beginning」 として、色香がセクスィー部長となる原点となった出来事の回想シーンが描かれた。中学時代、ビニールを学生服の上に纏い続ける色香をかねてから不思議に思っていた当時の担任・直子(吉瀬美智子)が理由を尋ねると「変な匂いがすると周りから言われる」と答えたことから、匂いを確かめようと無理にビニールを脱がしてしまい、逆にオーラの虜にされてしまいそうになった。これを受けて直子が「今日からその匂いを武器にしなさい。あなたは『セクスィー』に生きていきなさい」と色香を諭したことが原点となったとされている。
Season2の最終回で「旅に出る」と述べたとおり、Season3では全国の支店や事業所に突然現れて難題を解決する設定となっている。締めのぼやき役で登場する八十田(田中要次)も様々な役柄で出演している。
Season3の最終回(第17話)では、役員会の緊急動議でセクスィー部長をセクハラで訴える黛部長(とよた真帆)に色香が通じず窮地に陥るが、そこへ社内でも伝説の人物とされるセクスィー常務(草刈正雄)が登場。部長以上の力を見せ、セクスィー部長の窮地を救った。
season5は「伝承編」としてナカムラ君(中村靖日)が「セクスィー部長補佐」として登場しているほか、それまでの1回に1人のライバルが現れる形から、初対面で敗れた最大の敵(小池栄子)に対峙するために改めて「自分のセクスィーはどうあるべきか」を見つめ直すストーリーとなっている。また、恋次郎はナカムラ君を呼ぶたびに苗字を間違えて言っている。
恋次郎という名前であるが、実際は三男だと告白している。
テーマ曲はDragon Ash featuring SHINJI TAKEDA『El Alma』、セクスィー部長が口説くシーンで流れるBGMはゲイリー・ムーア『パリの散歩道』。ちなみにセクスィー常務のテーマ曲はクイーンの『I Was Born To Love You』、セクスィー常務が口説くシーンではゲイリー・ムーアの「The Loner」が流れる。
沢村が「紅白応援隊」として出演した2008年の紅白歌合戦では曲紹介の際に恋次郎のキャラで登場、坂本冬美や吉岡聖恵(いきものがかり)などのスタジオにいた女性陣を次々に虜にしていくが、司会の仲間由紀恵だけは最後まで屈しなかった。
また、SMAP×SMAP(フジテレビ系)内のコーナー「BISTRO SMAP」に沢村が出演した際(2009年2月9日放送分)に「おいしいリアクション」で香取慎吾が恋次郎のコスプレで登場、コラボが実現した。

【作品情報】

『サラリーマンNEO』は、NHK総合で放送されていたコントやショートドラマ中心のバラエティ番組。2006年のseason1まで、正式名称は『謎のホームページ サラリーマンNEO』だった。これまでバラエティ番組としてはあまり焦点があてられていなかったサラリーマン社会をネタにしたコントを中心に構成している。コンセプトは「NHKにはない、NHKにしかできない番組」。番組内での企業名の積極的な表示や、一見わかりにくいシュールなコント、さらにはスタッフの笑い声が混ざったりアドリブが多用されたコントなど、今までNHKでは半ばタブーとされていた内容を取り上げているのも特色といえる。加えて、レギュラー化後の放送形態が通年放送ではなく「2クール放送、2クール休止」というローテーションを繰り返すスタイルとなっており、バラエティ番組としては民放を含めても異例と言える。
番組のメインキャストは、生瀬勝久を中心とした、普段はバラエティ番組には登場しない舞台系の俳優を中心に配しており、現在はいわゆる「お笑いタレント」が登場しない(初期の特番放送時には一部登場)のもこの番組の特徴である。この方針については、NHKのこれまでのお笑い番組が演芸主体になっており、コントに挑戦するためには他局と同じ番組を放送しても意味がなく、独自性を出すためであったとプロデューサーが取材で答えている。かつて番組タイトルに冠していた「謎のホームページ」とは、当初の設定でコントや企画VTRが、疲れたサラリーマンを癒す「架空のホームページ」上のコンテンツとされていたことによる。番組公式サイトは第2回の特番放送時に開設されたが、「謎のホームページ」らしさを出すため放送後の2004年秋から第3回放送決定まではわざわざ削除されていた。また、特番放送時には実際に公式サイトでコントや企画VTRの一部をストリーミング配信していたが、権利上の関係もあり、番組レギュラー化の時点でいったん終了、Season3開始時に復活している。いずれも広報としての位置づけである。
2012年3月15日、番組公式サイト内の「監督日記」において、監督の吉田照幸からのメッセージとして、Season 7の制作・放送を行わず、2011年放送のSeason 6をもってレギュラー放送を終了することが発表された。終了理由の一つとして「マンネリ化」を指摘されていたという。一方で、3月28日更新の「監督日記」では、特別番組としての放送の可能性を模索中であることを示唆するメッセージが掲載されており、通常は番組終了後にクローズされる公式サイトもすぐにはクローズされなかった。
2012年6月30日に特別番組「サラリーマンNEO GOLD」が放送された。吉田はこの特番の終了後、2013年度上半期の連続テレビ小説『あまちゃん』の演出を手がけるために番組を離れることが明らかにされ、番組が事実上終了、公式サイトもクローズされた。脚本家をはじめとするスタッフの一部は内村光良のコント番組「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」の制作に携わっている。

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