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【小説Re:02】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑯現在の元の世界編

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【現在の元の世界】

ビルとビルの隙間がパッと光った。
光が収まると勇作と千夏が立っていた。
現代にふさわしい服装に変わっていた。
目の前 5m くらい先で女性と男性が死闘を繰り広げていた。K1 に近い格闘技だ。
女性が蹴りを放てば男性が足で受け止め、男性がパンチを出すと、女性が肘でガードするなどほぼ互角に戦っている。
勇作は空を飛び、3 階ほどの高さから男性にキックを打ち込んだ。男性が消えた。
勇作「君、大丈夫か」
女性に声をかけた。
女性「あなたは誰? 空を飛べるの? 未来人?」
勇作「違うよ」
千夏「私たちは未来人と戦うために来たの」

女性「えっ! マ、ママ?」 「今一瞬、ママと遊んでいた画像が浮かんだ」
千夏が女性の手を握った。
千夏も懐かしい感覚と子供のころのゆうかの記憶が頭の中に湧き出した。
千夏「ゆうか、無事だったのね、会いたかった、こんなに美人さんになっちゃって」
勇作「ゆうか」
ゆうか「おとうさん?」
勇作「あーそうだよ」
ゆうか「二人とも死んだって、幽霊?」
「それに写真と全然違うみたい?」
千夏「生まれ変わったの、話すと長くなるわ」
ゆうか「そうね、合わせたい人が沢山います、行きましょう」

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【内閣情報調査室】

ゆうか「私のボスです」
加治「話はゆうかから聞きました、部下を助けて頂き、ありがとうございました」
千夏「加治さんお久しぶりです」
勇作「ご無沙汰してました」
加治「えっ! もしかして、勇作と千夏ちゃんか?」
加治が千夏の方を向く
加治「お前えーわざと言わなかったなー、コイツめぇー」 「本当に驚いた、君らは死んだんじゃ? 幽霊?」
勇作「ゆうかと同じこと言ってる」
「はい、色々あって転生して戻りました」
加治「あっ、ゆうかちゃん、田中博士も居るから呼んできてくれないか、シーでね」
ゆうか「了解です」
ゆうかと田中博士が部屋に入ってきた。
田中博士「なんじゃ、急に合わせたい人って」
勇作「田中博士お久しぶりです」
千夏「ご無沙汰してました」
田中博士「えっ、誰じゃ、、、、、まさか」
加治「そーですよ博士、僕はすぐわかりました」
ゆうか「えーうそばっかし」
田中博士「死んだはずなのに」
勇作「博士、この世界はまだまだ科学で説明できないものがたくさん在りますよ」
千夏「皆さんに今までの事をお話したいのですが、お時間よろしいですか」
加治「待ってましたーそれじゃ会議室で弁当でも食べながら話を聞くとするかー」
「お茶とお弁当頼んだかな?」
ゆうか「はい」

つづく


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