【伝説Re:01】「真名野長者伝説」③長者誕生
蓮城法師二人は毎日黄金を拾い集めた。あっという間に長者になった。
「真名野長者」と呼ばれ、その名は遠方にまで知れ渡った。
当然、沢山の人々が黄金を手に入れようと集まって来た。しかし、その人々が見つけるものはただの石ころばかりだった。
小五郎が行く場所には黄金があった。
小五郎は、真名野長者となってから、信仰を深め、唐の天台山に黄金三万両もの大金を贈った。
欽明天皇の世、天台山より返礼として、百済の僧の蓮城法師に薬師、観音の尊像を持たせて小五郎のもとに派遣した。
小五郎は蓮城法