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【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』

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ラブコメ、ファンタジー、未来SF、過去私が観た映画、ドラマ、アニメのいいとこをツギハギした作品。このシーンの作品は何かな?
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#ライトノベル

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』㉔大宇宙戦争編

【宇宙船内部】 女性「ママ、お父さん会いたかった」 「信じてくれてありがとう、分からなかったらどうしょうと思っちゃったよ」 「まずは、とても疲れてると思うので休んで、お風呂に入って寝て起きてからお話しましよう、ね」 千夏「うん、そうさせてもらっていいかな」 勇作「助かるよ、何がなんやら」 二人は、まるで温泉宿で温泉につかり、畳の和室で天ぷら、刺身、和牛ステーキ、ご飯、みそ汁で食事して、和室でふかふかの布団でぐっすり眠った。部屋の障子が朝日で白くなり二人は目を覚ました。勇作

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』㉓科学文明の最後編

【羽田飛行場 PM21:00】 滑走路の隅に設置した装置が作動して未来とのゲートが開いた。光の中から続々と未来人が歩いて来た。 そのゲートは生体しか通れず、マシンが入ろうとすれば原子になって再生は不可能である。 およそ 30 分程度で未来人 150 人がゲートを通過した。勇作「それでは短い間でしたが、お世話になりました」「これからもゆうか達をよろしくお願いします」 千夏「加治さん、田中博士よろしくお願い致します」 加治「うん、安心して任せなさい」 田中博士「気を付けてな、地球

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑲現在の元の世界編

【会議室】加治「ゼウス様の話は、我々の情報と大体一致してるよ」 「近々大きなゲートが開いて大勢の未来人と物資がやってくると確認している」 勇作「その前に未来人と話をしましょう」 加治「どんな話をするつもりなんだい」 勇作「俺たちが未来に行って AI を倒す、いや一旦地球をリセットします」 加治「相手の事は全くわからんぞ」 勇作「加治さん、伊達に地獄や異世界でだって、何もかも未経験でしたよ、今更です」 加治「そっか、よし、俺はいつ、どこでゲートが明くのか探ってくる」2 時間後、

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑱現在の元の世界編

10 分後勇作が話を再開した。 勇作「僕と千夏は、ゼウス様、あっゼウス様は神様の頂点にいる神の王様です」 田中博士「知っとるわい、はよ続けろ」 勇作「はい、僕たちは前例のない掟を破った罪として、異世界に転送されました」 「転送でこの姿になりました」 「異世界での使命は、魔王が手を焼いている 5 匹の魔人が異世界で悪事三昧しているので処分しろ、とのことでした」 ゆうか「異世界ってどんなところだったの」 勇作「エルフ、ドワーフ、妖精などがいる RPG ゲームみたいな世界だった

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑰現在の元の世界編

【会議室】 全員黙々と弁当を食べていた。 皆が食べ終わるのを見計らって勇作が口を開いた。 勇作「やはり僕が死んだところから話を進めた方がいいかな」「僕は気が付いたら天国にいました。そこは、僕が素晴らしいと思い描く場所でした」 「山に囲まれた湖のほとりにいました」 「食べ物、飲み物、家までも想像して、欲しいと願うだけで現れました」 加治「さっき弁当頼んで損した」 千夏「ふっふふふ、あいかわらず」 勇作「千夏ちゃんが死んだことを女神様から聞きました」 「自殺と見なされ、地獄に

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑯現在の元の世界編

【現在の元の世界】ビルとビルの隙間がパッと光った。 光が収まると勇作と千夏が立っていた。 現代にふさわしい服装に変わっていた。 目の前 5m くらい先で女性と男性が死闘を繰り広げていた。 K1 に近い格闘技だ。 女性が蹴りを放てば男性が足で受け止め、男性がパンチを出すと、女性が肘でガードするなどほぼ互角に戦っている。 勇作は空を飛び、3 階ほどの高さから男性にキックを打ち込んだ。男性が消えた。 勇作「君、大丈夫か」 女性に声をかけた。 女性「あなたは誰? 空を飛べるの? 未

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑮異世界ファンタジー編

【町の中心広場 夕方 17 時】 ドーンと花火の音がした。 町中心部がや松明で明るくなっていた。 勇作「まずは王様にあいさつに行こう、どこかなぁ」虫たちの視覚や聴覚を通して探した。 勇作「あっ、いた酒場にいるよ、行ってみよ」 二人は酒場に入った。 勇作「王様、すっかり出来上がってますね」 国王「おー勇者殿」 「祭りはいいのぉー、勇者殿も一杯どうだ」 勇作「ありがとうございます、では頂きます」 国王「ほれほれ、千夏殿も」 千夏「ありかとうございまーす」 王様が自ら二人に酒を注

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑭異世界ファンタジー編

【王の間】 国王「ありがとう勇作殿、千夏殿」 勇作「王様、まだ安心できません。魔人はあと二人います」 国王「なんと!」 勇作「次の戦闘は手強くなります。奴らはこちらの戦い方を研究しているでしょう」 「こちらも作戦を練らねばなりません」 国王「こちらの作戦とは」 勇作「たぶん魔人はこの町で暴れるでしょう」 「そうなると民が巻き沿いになります」 「そこで、民を全員お城の中に避難して貰いましょう」 国王「なるほど、騎士団長さっそく隊員たちに命令してくれ」 団長「はっ」 勇作「

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑬異世界ファンタジー編

【谷】 軍隊総勢 2万人が谷で整列している。 勇作「もう間もなく魔獣たちの先頭が見えてきます」 「俺が出来る限り敵を倒しますが、中には逃れるものもいますので、皆さんはそいつらをお願いします」 団長「わかった、気をつけてな勇作死ぬなよ」 勇作「はい、それじゃ」 勇作は一気に空を飛んだ。勇作「光子力ビーム」 勇作は空を飛びながらビームで一斉掃射した。 敵隊列の先端から末端までの魔獣たちは列の端の一部を残して焼き払った。地上では、ビームから逃れた魔獣たちを千夏が冷凍にしていた。 大

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑫異世界ファンタジー編

【魔人の洞窟】 魔人「なんだと!バーバラが死んだだと」 カラスから報告を受けた。 魔人「一体何者なんだ」 カラス「ギャーギャー」 魔人「なにぃ、魔王の命令を受けた者だと」 魔人の目が赤く光った。 魔人は剣を抜き、カラスを切り捨てた。 魔人 「ギリバはおるか」 ギリバ「はいよぉー」 魔人「すぐにオーク、ゴブリンを集めろ! エルドラを攻める」 ギリバ「集めるって何人?」 魔人「全部だ、一万はおるだろー」 ギリバ「ほぉー、よっぽどのことだねぇ」 魔人「あー、バーバラが死んだ」 ギリ

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑪異世界ファンタジー編

【エルドラの町】 勇作「なんか中世ローマの町って感じだね」 千夏「うん、平和だね」 勇作「虫たちの情報だとこの町は狩りと農業で生活してるようだよ」 「狩りは、野生の牛・豚・鹿・鳥など」 「農業は、特に畑とか無くて、野生の米や麦、野菜を収穫してるようなんだ」 「衣服や工具などは他の国から仕入れてるようだよ」 「国王、軍隊、貴族、学校、病院はあるらしいんだけど平民は貴族になれないようなんだ」 「あと国境の壁の外には、魔獣やオーク、ゴブリンなど悪い奴らがうようよしてるらし

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑩異世界ファンタジー編

【西の町エルドラに近い場所】 町に入る前にハマーを降りて車を消した。 二人は歩いて町に入った。 千夏「あっ、耳がとがっている人がいる」 勇作「あれはエルフ族の人だよ」 千夏「エルフ族? 何で知ってるの?」 「動物の耳や尻尾がある人は?」 勇作「それは亜人だね」 「異世界 RPG ゲームの登場人物だよ」 「たぶん、ドワーフや妖精、巨人族、魔法使い、ドラゴンなんかもいるかもね」 「取り敢えずギルドに行ってみるか」 千夏「ギルド?」 勇作「この服装は目立つな」 勇作が指を

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑨異世界ファンタジー編

【異世界】二人が現れた場所は、地平線が見える草原だった。 千夏「あー、疲れたねぇー」 勇作「うん、色々あったねぇ」 二人は草むらに仰向けで寝転がっていた。 千夏が勇作の方を見た。千夏「ねぇ、勇作ぅ、何か勇作じゃないみたい」 勇作「えっ、どうゆうこと?」 千夏「うーん、何かイケメンになったよ」 勇作の顔がみるみるうちに赤くなった。 千夏「顔赤いよ、ハハハハハ」 勇作「そうゆう千夏だって、何か、、、、胸が大きくて綺麗になってる、ような」 千夏「えー、そうなの? フフフフ」 「お

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑧天国と地獄編

地獄の門がゆっくり開いた。 勇作が中に入ると門が閉じた。 魔人「ほぉー、ここに 三千年いたが、この門が開くの初めて見たぜ、オメェー名前何てんだ?」 勇作「勇作だ!」 魔人「ここに何しに来た」 勇作「妻を助けに来た」 魔人「妻? 名前は?」 勇作「千夏だ、どこにいる?」 魔人「あの女かな? ここに珍しく少し光ってたからな」 勇作「それだ、きっとそーだ、どこか教えてくれ」 魔人「お前、ここがどこかわかってるよな?」 「ここにはなぁ、いいやつなんざいねんだよ」 魔人が素早い動きで、