not enough感想文

どうも

ライブまで残り2週間を切っている事に驚きを隠せない

星隠幻夢(ほしがくれげんむ)です。

 そろそろこの始まり方変えたいです。

 さて今回は先日アイドルマスターシャイニーカラーズで行われたストーリーイベント、not enoughの感想となります。
 イベント開催期間も終わったのでネタバレありで書いてもいいかなと思ってますので、未読の方はお気をつけください。

 では参ります。

ストーリーに関して

 今回のイベントコミュで一番私が驚いたのがNPC演出家の存在です。
 この演出家、SHHisの二人が
 なんで一緒にやっているのかわからない、でも何かが混ざり合っていてその瞬間を切り取れるのは今しかないんじゃないかって、思ったんです。
 という言葉をプロデューサー(シャニP)にぶつけます。
 シャニPはこの言葉に身構え、仕事を断ろうとしますが、はっきりと言ってSHHisの事をシャニP以上にわかってる存在だなと思いました。
 それがこの演出家の興味本意な物であったとしてもかなり的を得ていて、ストーリー中でもシャニPにはできない関わり方でSHHisの二人を成長させます。

 たしかに少し鼻につくような物言いをしますし、シャニPからしたら自分でもどうすればいいのかわからない二人をそんな人の下へ仕事に送るのはかなり精神的に来るものはあったと思います。

 でも間違いなくこの演出家は良い仕事をSHHisの二人に渡しました。

 願えば全てが叶えられしかし16歳で死んでしまう少女、永遠の命を持っていながら何が目的なのかわからない魔女、それぞれにちかと美琴への配役としてはこれ以上ない物です。

 作中でにちかは自分と美琴を比べ、自分には美琴にあるものが無いと強く意識した時、この少女と繋がります。
 美琴はにちかに筑前煮を作り、彼女の言葉に心配をかけた事で、この魔女に寄り添えるようになります。

 すべて私の解釈ですが、にちかの役は作中で語られた通り、空っぽな存在であり、死への近さから自棄的になる事が多い少女です。
 にちかも自棄的になる事が多いですが、美琴から筑前煮を貰った後のやり取りで、少しは美琴からにちかに視界が向いている事を知ったのか、ストーリー後半だとそれが少し収まったように感じました。

 美琴の役は永遠の命と周囲からの拒絶、まるで美しく踊りながらも周りからは少し扱いづらく感じられている美琴のような女性です。
 美琴はとにかく興味が無いです。
 何事においても。
 しかし唯一美琴が興味を示すこと、それはにちかです。
 できない事をできるようにしてみてください、その演出家からの課題に対する美琴のアンサーはにちかに料理を作る、でした。
 あまりにも周囲に頓着のない美琴ができない事、と考えた時に真っ先に思い浮かべたのが料理であり、どうやって出来た事にするか考えた時に真っ先に浮かんだのが、きっとにちかに美味しく食べてもらう事だったのでしょう。

 はぁ〜〜〜〜にちみこ…

 失礼、とにかくこの一件によって美琴も少しアイドルの事以外にも興味を持ち始めます。
 それはAWAKEにてありありと書かれているのでぜひご一読くだされば幸いです。

 と、演出家が二人に渡した役は彼女らを動かすのにとてつもなく効果的でした。

 この演出家

 このように言っているので本当に興味だけでSHHisに舞台の話を振ったのでしょうが、少しでも彼が楽しめたならそれも幸いです。

このコミュに関して

 まずこのコミュ、今までのSHHisのコミュと決定的に違う点があります。

 それはルカが出ない事です。

 この事に関して私は一切気に止めていませんでした。
 なぜなら元々SHHisのイベントストーリー、として発表されていて、ルカは現時点では283でソロ活動をしているアイドルです。
 なのでSHHisとルカを分けて書くことは、道理に沿ったものだと私は思ったので、たぶん一切気に止まらなかったのだと思います。

 そして、ようやく純粋な"SHHisの"コミュを読めたなと私は思いました。
 今までのコミュは適切な表現かわかりませんが

 七草にちかと緋田美琴のコミュ

 であったり

 七草にちかと緋田美琴と斑鳩ルカのコミュ

 であったりして、SHHisとしてのコミュ、といった印象が薄かったように感じます。私が勝手に感じてるだけです。

 なので今回、ようやくSHHisがSHHisとして仕事をしている姿を見ることができ、二人はようやくユニットになったのだなと思いました。

シャニPに関して

 シャニPは今回かなりこの劇に対して怯えているように見えました。
 彼にとってSHHisはそれだけ気をつけなければいけないユニットなのでしょうか、何故彼はSHHisに対してだけ少し臆病なのでしょうか。

 てかシャニPお前さ…

 俺(現実サイド)に自分の背中を押させるなよ…

 この選択肢、一択だったのですが私は完全に

 シャニPが心の中の誰か(推定プレイヤー)と対話し、自分も前に進んでいる

 と捉えました。
 彼もまた成長途中なのでしょうね。

 天井社長彼を焼き肉に連れて行ってあげて…

最後に

 とても良いコミュでした。
 あまりの終わりの良さに深夜に一人で拍手するほどに良いコミュだったと思います。

 これでようやくSHHisが完全体になったなと、これでようやくにちかの方を美琴が向いている事に気づいてくれたなと、美琴が周囲に興味を持ってくれたなと色々と安心しました。

 今回もかなり読みづらい文面になってしまった事、お詫び申し上げます。

 そして何よりも読んでいただきありがとうございました。

 それではまた…

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