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死亡原因別統計の超過死亡の多い項目(2023年1月~5月)

 2023年10月6日〔金〕付けで、厚生労働省の人口動態統計月報(概数)の2022年5月分が公表されました。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html

 このURLの令和5年5月をクリックすると、人口動態統計月報(概数)(2023年5月分)のページが開きます。
 統計表の欄の青文字「統計表一覧」をクリックすると「政府統計の総合窓口 e-Stat」が開きます。

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450011&tstat=000001028897&cycle=1&year=20230&month=12040605&tclass1=000001053058&tclass2=000001053060

 開いた「政府統計の総合窓口 e-Stat」の表一覧から表番号5-13「(保管第6表)死亡数、死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級・小学生-中学生再掲)別」のCSVファイルを求めることが出来ます。

1.135死因別の表とグラフ

 この統計の死亡数を2016年1月~2023年5月までをエクセルで集計し、表とグラフで比較して見ました。

 下のEXCEL表をパソコンにダウンロードすると大分類・中分類・小分類毎の135死因別の表とグラフが確認出来ます。

 

集計は「全年齢合計」と「65歳未満合計」、「65歳以上合計」の3つの死因別集計を比較しました。

 亡くなる割合は当然、高齢者が多いため、全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者です。
 65歳以上の高齢者は65歳未満に比べ死者数が多いことから、前年対比や前年同月対比の比較に於いては変動の幅が65歳未満に比べ少なく、増加または減少の傾向がハッキリみられること、死因別の影響が確認しやすいことから65歳で区切って比較して見ました。

2.年度毎の変動があるため過去5年平均で比較

 過去年との比較において前年度との比較では、前年の変動が大きいと当年と比較した変動幅も大きく影響を受けることになります。
 より傾向を見やすくするため過去5年(2016年~2020年)の平均値と比較する方が、過去5年が平準化されて、当年と比較した変動幅の影響を小さくできます
 2021年を過去5年の平均値に含めないのは、2021年4月からコロナワクチンが高齢者に本格的に接種されていることから、この影響を除いた比較を検討するためです。
 従って、2021年から2023年過去5年(2016年~2020年)の平均値と比較して変動の幅や増減を見ました。

 日本は少子高齢化社会になっているため、65歳以上で人口増加傾向65歳未満で人口減少傾向にあり、死者数の単純比較では実態より過小評価や過大評価になります。

図1 住民基本台帳に基づく人口推移(総人口・65歳未満・65歳以上)および増加率

 65歳以上の人口の増加率を計算すると、2021年の65歳以上の人口過去5年(2016年~2020年)平均と比較して3.2%増加しています。
 2022年3.6%増加、2023年3.5%増加で、2023年は前年より減少しています。

 2022年まで、65歳以上の高齢者では人口が増加しているため、死因別の前年同月対比や前年対比などの過去年との比較では人口増加が考慮されないため、死者数が増加していても、人口増加率を考慮すると死亡率は小さくなります。
 
そのため、その死因の死者数を当該年度の65歳以上の高齢者人口(各年の1月現在の住民基本台帳人口)で除してその割合(%)を計算し、それに1,000,000を掛けて100万人当たりの死者数を計算しました。
 100万人当たりの死者数で年度毎の変動の幅や増減率を求め、その死因がワクチン接種後の2021年~2023年でどのように変動したか比較できるようにしました。 

図2 09207 心不全(65歳以上)による死者数推移

 図2は「09207 心不全(65歳以上)」の死者数とグラフです。
 図の左側(A表)は毎月の死者数折線グラフです。
 この表を基に右側に、心不全(65歳以上)の死者数の「年間合計及び5年平均(2016年~2020年)」(B表)と
「年間合計を65歳以上の高齢者人口で除して100万人当たりの死者数で表示及びその過去5年(2016年~2020年)平均に対する増減割合」(C表
の表を求めています。
 右端のグラフは心不全(65歳以上)の「100万人当たりの年間死者数」の棒グラフになります。

図2のC表中「100万人当たりの年間死者数」は人口増加率を考慮する必要がないので、そのまま比較することができます

 C表の「100万人当たりの年間死者数」の横には「前年対比」と「('16~'20年平均)に対する増加割合」を表示しましたので、過去5年(2016年~2020年)平均に対する増加割合は2021年は7.6%の増加、2022年17.5%の大幅な増加になっています。
 また、推計値になりますが、2023年26.9%と大幅な増加になっています。
 「('16~'20年平均)に対する増加割合」は過去5年(2016年~2020年)間で-6.9%から+3.8%の間ですので、2021年の+7.6%、2022年+17.5%2023年+26.9%大幅な増加ということがわかります。

  なお、2023年は公表された月数がまだ5ヶ月と少ないですが、1年分に換算した「100万人当たりの年間死者数の推計値を記載しました。
 2023年1月~5月の死者数の合計値を5で除して12を掛けて1年分に換算しています。
 死者数は冬期に死者数が増加し夏期に死者数が減少する傾向にあります。
 そのため、人口動態統計の死者数速報値は7月まで公表されていますが8月以降の死者数が昨年と変わらなければ、6月~11月の「100万人当たりの年間死者数の推計値は少なく算出されると思われます。

 2022年は7月・8月に4回目ワクチン接種、11月・12月に5回目接種が続いたため、死者数が大幅に増加したと考えられます。
 2023年は9月から7回目のワクチン接種が始まっていますが、接種者数の多い高齢者層もかなり接種数が少なくなってきているので、昨年ほどの死者数増加にはならないと考えられます。
 そのため、6月~11月の「100万人当たりの年間死者数の推計値は逆に多めに出る可能性があります

 また、C表の「100万人当たりの年間死者数」の表の横に「前年対比」の増加率を掲載していますので、何年に死者の増加が大きく始まったのか参考になります。

 個々の死因別の比較は上記のエクセルファイルをダウンロードしていただければ、公表された「(保管第6表)死亡数及び死亡率(人口10万対)、死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級・小学生ー中学生再掲)別」の全ての項目の「全年齢合計」と「65歳未満合計」、「65歳以上合計」の3つの死因別集計の2016年1月~2023年5月までの死亡数の統計とグラフをみることが出来ます

 集計の元になった2016年1月~2023年4月分のデータは、この表題と同様の過去のnote投稿に貼り付けてあります。
 2023年5月分はエクセルファイルを以下に貼り付けます。

3.5月の各死因の2022年と2023年の比較

 図3人口動態統計(死者数)の速報値グラフから2023年2月以降は、各月の前年の死者数より減少しているか、ほぼ同じ状態が発表された7月まで続いています。

図3 人口動態統計(死者数)の速報値グラフ

 図4は月別のワクチン接種の全年齢の総回数です。
 2023年6月で言えば1回目接種~6回目接種までの接種回数の総数になります。

図4 全年齢の月別のワクチン接種総回数

 全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者ですので、死者数の増減をワクチンとの関連で見る場合、65歳以上の高齢者の総接種数と比較する方が関係性がよりハッキリすると思います。

図5 65歳以上の月毎のワクチン接種総回数

 図5は65歳以上の月毎のワクチン接種総回数ですが、表から65歳以上の2022年2月のワクチン接種合計数に比べ1年後の2023年2月のワクチン接種合計数は20分の1になり、2023年3月は前年3月の37分の12023年4月は前年4月の47分の1ですが、逆に2023年5月は前年5月の17.1倍になります。
 この図4・図5の表から65歳以上と65歳未満の月ごとのワクチン接種総回数をグラフに表したのが図6になります。

図6 65歳以上・65歳未満別の月ごとのワクチン接種総回数

 2023年2月から4月まで接種数がこれだけ減少していても、図3 人口動態統計(死者数)の速報値グラフをみると、死者数は2022年からほとんど減少していません。

 これらは、シュードウリジンによる免疫抑制が一定期間つづくこと、脂質ナノ粒子LNP)による過剰な炎症反応による自己免疫疾患の発生スパイクタンパク質そのものによる毒性(血管内皮細胞などに存在するACE2受容体などと結合し、結合した細胞の炎症及び破壊~動脈乖離など)、IgG4の誘導による血栓高血圧の誘発・免疫抑制などによる死者が一定数発生していると考えられます。
 脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応などのワクチン接種初期の死者数の増加以外に、これらの長期にわたる弊害とブースター接種を繰り返すことによって、死者数が一定数発生していると思われます。

 また、2023年5月は接種数が前年5月の17.1倍に増えていますが、死者数はほとんど増えていません。
 これは今までの5回ものワクチン接種によって、シュードウリジンによる免疫抑制が強力に働いているうちに、6回目のワクチン接種による脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応が抑制されワクチン接種初期の死者数が抑制されたと考えられます。
 自動車で言うならば、免疫抑制のブレーキ(Tregの作用)と炎症反応のアクセル(脂質ナノ粒子)が同時に踏まれた状態になったため、脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応
などによるワクチン接種初期の死者数の増加が抑えられたため、死者数が増加しなかったとかんがえられないでしょうか。

 これらの事を念頭に、死因別の2022年5月の死者数と2023年5月の死者数を比較していきたいと思います。

 なお、死因の大項目を中心に見ていきますが、ワクチン接種の影響で増加したと思われる中項目・小項目の死因の5月の死者数の8年分の表を最初に掲載してあります。
 この表では過去5年(2016年~2020年)の死者数の平均を求め、ワクチン接種が始まった2021年から今年までの5月の死者が過去5年平均から何パーセント増減したか求めています。

 その下には死因の大項目の2016年から2023年5月までの毎月の死者数(A表)そのグラフを示しました。
 さらに、その集計から毎年の死者数(B表)を示し、さらにその年毎の100万人あたりの死者数その前年対比の増加率、及び過去5年(2016年~2020年)平均に対する2021年~2023年の増加率を示し(C表)グラフで示しています。

 この超過死亡がワクチン接種時の2022年5月と比べながら、どのような死因で増減していて、その死因にワクチンが及ぼした影響が何なのか考えて行きたいと思います。

「01000  感染症及び寄生虫症」

図7 「01000  感染症及び寄生虫症」の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図8 「01000  感染症及び寄生虫症」の死者数推移グラフ

 図8からわかるとおり、「01000  感染症及び寄生虫症」の100万人あたりの死者数は、過去5年(2016年~2020年)くらい減少傾向にありましたが、ワクチン接種が始まった2021年から増加に転じています。
 図7の表は「01000  感染症及び寄生虫症」に含まれる死因のうち、過去5年平均に比べて5%以上増加した項目を表示しています。
 この項目に含まれる「01300 敗血症」は昨年5月よりやや増加、「01600  その他の感染症及び寄生虫症」が昨年5月より死者数がやや減少しています。

 「01300 敗血症」は免疫力が低下していたり慢性的な病気(たとえば糖尿病など)を持っている65歳以上で最も起こりやすいとされています。
 ファイザーやモデルナのmRNAワクチンにはウリジン修飾されたⅠメチルシュウドウリジンmRNAの作用により抑制性サイトカインTreg細胞の誘導があります。
 このTreg細胞を活性化する働きにより、自然免疫を減少させるので、免疫の監視が弱くなることから、癌細胞が増殖したり、他の感染症にかかりやすくなります
 「01300 敗血症」と「01600  その他の感染症及び寄生虫症」は過去5年平均より増加しているのは、ワクチンのブースター接種で複数回打ち続けることにより自然免疫が減少し続けたのが原因ではないかと疑われます。

「02000  新生物<腫 瘍>」

図9 「02000  新生物<腫 瘍>」№1 の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図10 「02000  新生物<腫 瘍>」№2 の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図11 「02000 新生物<腫瘍>」の死者数推移グラフ

 図23から「02000 新生物(腫瘍)」は2016年から2020年の間で100万人あたりの死者数が1年間に平均20人ずつ増加していましたが、2021年は前年より40人増加、2022年は前年より53人増加と増加割合が大きくなってきています。
 2023年の100万人あたりの死者数は5ヶ月分を1年に換算して計算していますが、図11のグラフから判るとおり年の後半に死者数が増加していく傾向があるため、100万人あたりの死者数は今後増加していくと思われます。
 これも自然免疫の減少により、免疫の監視が弱くなることから、癌細胞が増殖したりするのが要因ではないでしょうか。

 図9・図10は増加した腫瘍の死因をピックアップして掲載してあります。
 2022年5月と2023年5月の死者数の比較では、「02000 新生物(腫瘍)」全体では2023年5月の方が死亡が若干少なくなっています。 

「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」

図12 「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図13 「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移グラフ

 図13の「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移は100万人あたりの年間死者数は少ないのですが、2022年は過去5年(2016年~2020年)平均に比べ11.9%の増加になっています。
 2022年12月から2023年1月にかけてワクチン接種回数が多かったことからこの月は大幅に増加しています。
 2022年2月・3月のワクチン接種が多かった時期も死者数が増加しています。

 しかし、ワクチン接種がほぼ行われていない2023年2月・3月も同程度の死者数増加になっています。
 2023年5月は前年同月に対して中分類の「03100 貧血」が増加、「03200 その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」が減少しています。

 「03100 貧血」は自己免疫性溶血性貧血(自身の赤血球に結合する自己抗体 (蛋白)ができて、赤血球が異常に早く破壊されておこる貧血)などの自己免疫疾患が増加している可能性があります。

「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患の死者数」

図14 「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図15 「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移グラフ

図15から「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患の死者数」は2022年は100万人あたりの死者数の過去5年(2016年~2020年)平均に比べ20.0%の異常な増加を示しています。
 「04100 糖尿病」による5月の死者数はワクチン接種が始まった2021年から過去5年平均に比べて8%前後の増加率になっています。
 糖尿病は動脈硬化を促進しますが、ワクチンによる血管内皮の炎症や血栓も影響しているのではないでしょうか。 

図16 「04200  その他の内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移グラフ

04200  その他の内分泌、栄養及び代謝疾患」の内分泌疾患は、離れた場所にある臓器(器官)間で情報の橋渡しをする「ホルモン」の分泌異常により生じる疾患です。
 基礎代謝や成長、脂質・糖代謝に関わる「甲状腺ホルモン」を分泌する甲状腺の疾患、下垂体疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患などの疾患です。
 
 図16「04200  その他の内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移グラフ図6ワクチン接種者数のグラフと合わせて見ると、ワクチン接種時に増加しているのが判ります。
 また、ワクチン接種が少ない時期もブースター接種が行われる度に死者数が増加してきているのが分かります。
 この「04200  その他の内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数はブースター接種が始まった2022年に異常な増加を示しています。

 ワクチンのmRNAは接種部位から各臓器に移動することが報告されています(図17・図18)。

図17 LNPに包まれたmRNAが各臓器に移動する割合№1
図18 LNPに包まれたmRNAが各臓器に移動する割合№2

 下垂体甲状腺副腎にも相当の割合で移動することが図17・図18からも明らかです。
 これらの内分泌器官の細胞にmRNAが取り込まれ、スパイクタンパク質が作られるとそれらのmRNAを取り込んだ細胞は自然免疫により破壊されます。
 また作られたスパイクタンパク質がこれらの内分泌器官の毛細血管の血管内皮細胞に結合すると炎症が起きます
 これらのことが、「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数増加に関与している事が疑われます。

「05000  精神及び行動の障害」

図19 「05000  精神及び行動の障害」の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図20 「05000  精神及び行動の障害」の死者数推移グラフ

05000  精神及び行動の障害」は図20から過去4年(2017年~2020年)を見ても年間3~5%の増加傾向にあったが、ワクチン接種が始まった2021年は過去4年平均より11.0%の増加、2022年は21.7%と大幅な増加を示しています。
 図19から「05100  血管性及び詳細不明の認知症」は、3回目ワクチン接種が一段落した2022年5月と6回目ワクチン接種が始まった2023年5月もほぼ同程度の死者数になっています。
05200  その他の精神及び行動の障害」はワクチン接種が一段落した2022年5月の方が6回目ワクチン接種が始まった2023年5月より増加しています。
 ワクチン接種回数が進むほどスパイクタンパク質による炎症や血栓が甲状腺などのホルモン分泌臓器に影響を与えて、これらの死因が増加してきているのではないだろうか。

「06000 神経系の疾患」

図21 「06000 神経系の疾患」の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図22 「06000 神経系の疾患」の死者数推移グラフ

06000 神経系の疾患」は図22から過去4年(2017年~2020年)を見ても100万人あたりの年間死者数は3~5%の増加傾向にでしたが、ワクチン接種が始まった2021年は過去4年平均より14.2%の増加、2022年は24.7%と大幅な増加を示しています。
 図21の2023年5月の「06000 神経系の疾患」の死者数は、3回目ワクチン接種数が一段落した2022年5月より6回目ワクチン接種が始まった2023年5月の方が若干増加しており、ワクチンの複数回接種が長期的な死者数増加に拍車をかけているのではないかと疑われます。

 「05000  精神及び行動の障害」や「06000 神経系の疾患」はいずれも脳やホルモンに関する疾患ですが、新型コロナワクチンは血液脳関門に穴を開けアルツハイマー病パーキンソン病などの神経変性疾患を引き起こすと言われています。

 人間の脳には肺の血管系の6倍を超える血管があり、血管内皮はAC2受容体多く存在し、ワクチンが作るスパイクタンパク質と結合し易くなっています。
 スパイクタンパク質と結合した内皮細胞は感染した細胞と見なされ、自然免疫により破壊されます。

 また、血管の内皮細胞にある異物認識蛋白Integrinα5β1がスパイクタンパク質と結合し、炎症を誘導するという論文もあります。
 (下の「10000 呼吸器系の疾患」にリンク貼り付け~鹿先生のニコニコ動画解説(2022年12月23日投稿))

 脳血液関門は漏洩しないとされていましたが、この細胞破壊により脳の細胞損傷によって機能が低下し、運動機能障害や神経変性障害が引き起こされていると疑われます。

 また、図6の「65歳以上・65歳未満別の月ごとのワクチン接種総回数」のグラフからワクチン接種が少ない時期もブースター接種が行われる度に死者数が増加してきているのが分かります。

「09000 循環器系の疾患」

図23 「09000 循環器系の疾患」の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図24 「09000 循環器系の疾患」の死者数推移グラフ

 図24より「09000 循環器系の疾患」は過去5年間(2016年~2020年)の100万人あたりの死者数は年間で1%未満の変動幅に収まっていましたが、ワクチン接種が始まった2021年は過去5年平均より3.7%の増加、2022年は11.2%と大幅な増加を示しています。
 血管内皮はワクチンが造るスパイクタンパク質と結合し易く、スパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞は炎症を起こし、自然免疫により破壊され、それが原因で動脈乖離や、心筋の破壊を起こし心不全などで死者数が増加していると思われます。
 循環器系の疾患の死因の中にも、ワクチン接種時期に発生しやすい脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応による死因、スパイクタンパク質そのものによる毒性IgG4の誘導による血栓高血圧の誘発・免疫抑制などによる遅発性の死因もあります。 

 ワクチンの度重なる接種により非炎症性の抗体IgG4が大量に誘導され、それが血栓の原因にもなっています。
 3回目のワクチン接種が一段落した2022年5月と6回目のワクチン接種が開始された2023年5月の比較では、ワクチン接種が一段落した2022年5月の方が死者数が若干増加しています。
 循環器系の疾患の死因の中には、ワクチン接種時やワクチン接種が一段落した時期で死亡率の変動が異なるものや、1年前に比べてワクチン接種者数が減少していることなど比較の基準が異なるものや変動しているものがあり、ワクチン接種が一段落した時期と6回目のワクチン接種が始まった時期の比較を「09000 循環器系の疾患」の大枠で比較を論じることはできないように思えます。
そのため、「09000 循環器系の疾患」について個別に見ていきたいと思います。

「09100 高血圧性疾患」

図25 「09100  高血圧性疾患」の死者数推移(過去8年の5月分比較)
図26 「09100  高血圧性疾患」の死者数推移グラフ

図26から「09100 高血圧性疾患」の100万人あたりの死者数は2022年に22.1%と急激に増加しています。
 血管内皮に多くあって、ウイルス受容体であることがわかっているACE2は、ACEと均衡をとり血管壁を弛緩させる働きがあり、ACE2は血管収縮と血管拡張のバランスを維持して血圧を適正範囲に収める上で重要な役割を担っているようです。
 mRNAワクチンで大量にスパイクタンパクが製造されて、スパイクタンパクと結合し易い血管壁細胞のACE2と大量に結合してしまうと、血圧維持のバランスが崩れ高血圧性疾患が増加するものと思われます。
 肺、消化系、心臓、動脈、腎臓でACE2が発現しているエビデンスがあり、 ACE2の発現は年齢と共に上昇し、心疾患のある患者では高くなるようです。

 2022年は3回目から5回目のブースター接種が行われました。
 これにより、2022年は高血圧性疾患で亡くなる方が急増したものと思われます。
 図25より「09101  高血圧性心疾患及び心腎疾患」は6回目ワクチン接種が始まった2023年5月の方が死者数が多く、「09102  その他の高血圧性疾患」は1年前の3回目ワクチン接種が落ち着いた2022年4月の方が死者数が多くなっています。

「09200 心疾患」

図27 「09200 心疾患」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図28 「09200 心疾患」による死者数推移グラフ

図28から「09200 心疾患」の過去5年間(2016年~2020年)の100万人あたりの死者数は年1%程度の増加だったものが、2021年は5.7%、2022年は15.3%の大幅な伸びになっています。
 心疾患もスパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞が炎症を起こし自然免疫により破壊されるため心臓組織そのものの破壊が進行し、「09203  その他の虚血性心疾患」「09206 不整脈及び伝導障害」「09207 心不全」などで亡くなる方が増加したと思われます。
 この「09200 心疾患」は1年前の2022年5月と2023年5月の死者数はほぼ同じですが、「09207 心不全」や「09208 その他の心疾患」でワクチン接種が始まった2023年5月の方が死者数が増加しています。

「09300 脳血管疾患」

図29 「09300 脳血管疾患」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図30 「09300 脳血管疾患」による死者数推移グラフ

図30より2022年の「09300 脳血管疾患」は100万人あたりの死者数は過去5年(2016年~2020年)平均とほぼ変わりませんが、減少傾向だったものが、増加に転じています。
 スパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞が自然免疫により破壊され血栓ができ、また脳組織が破壊されても、脳梗塞やくも膜下出血で亡くなる割合は心疾患より少ないようです。
 5月の死者数比較では、これも2023年5月の死者数より、1年前のワクチン接種が一段落した2022年5月の方が死者数が多くなっています。

「09400  大動脈瘤及び解離」「09500  その他の循環器系の疾患」

図31 「09400  大動脈瘤及び解離」と「09500  その他の循環器系の疾患」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図32 「09400  大動脈瘤及び解離」による死者数推移グラフ
図33 「09500  その他の循環器系の疾患」による死者数推移グラフ

09400  大動脈瘤及び解離」はスパイクタンパク質が血管内皮細胞にあるACE2受容体と結合すれば血管の内皮細胞が自然免疫により破壊され血管炎がおき、血管内皮が破綻すると動脈解離や出血に繋がる可能性があると言われています。
 また、スパイクタンパク質は、血管の内皮細胞間の結合タンパク質の分解を誘発し、血管の完全性と機能を破壊すると言われています。
 これが大動脈解離が増加している理由ではないでしょうか。
 「09400  大動脈瘤及び解離」は2023年5月と1年前のワクチン接種数が多かった2022年5月を比較すると死者数はほぼ同じになっています。
 「09500  その他の循環器系の疾患」は2023年5月と1年前のワクチン接種数が多かった2022年5月を比較すると死者数は減少しています。

「10000 呼吸器系の疾患」

図34 「10000 呼吸器系の疾患」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図35 「10000 呼吸器系の疾患」による死者数推移グラフ

図35から「10000 呼吸器系の疾患」は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年はほぼ変動がありません。
 しかし図34で呼吸器系の疾患の大部分を占める「10200 肺炎」と「10600  その他の呼吸器系の疾患」を比べると、5月の過去5年平均と2023年5月の比較では2023年は「10200 肺炎」が25%の減少、「10600  その他の呼吸器系の疾患」は35%の増加になっています。

 増加した「10600  その他の呼吸器系の疾患」の中で、「10601 誤嚥性肺炎」と「10602  間質性肺疾患」が特に大きく増加しています。
 間質性肺炎は、肺胞の壁に炎症や損傷が起こり、壁が厚く硬くなるため(線維化)、酸素を取り込みにくくなる病気ですが、スパイクタンパク質は血管内皮細胞壁に結合し炎症が発生し、また、血管内皮細胞が縮小し細胞間に隙間ができて、ここから血液が漏れ出し間質性肺疾患が起きるとされています(鹿先生の動画解説参照)

鹿先生のニコニコ動画解説(2022年12月23日投稿)

10601 誤嚥性肺炎」の2023年5月の死者数は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年5月より死者数が多くなっています。

「11000 消化器系の疾患」

図36 「11000 消化器系の疾患」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図37 「11000 消化器系の疾患」による死者数推移グラフ

 図37の「11000 消化器系の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2021年は8.7%、2022年は17.0%と大幅に増加しています。
 図36の表で「11000 消化器系の疾患」全体の前年5月対比は、1年前の3回目のワクチン接種が一段落した2022年5月の死者数より6回目のワクチン接種が始まった2023年5月の死者数が若干多くなっています。

 消化器官は血管を介して栄養を吸収する器官ですから、大腸、小腸、肝臓などで、スパイクタンパク質により毛細血管が炎症を起こしたり、血栓が出来たりすれば、機能が低下し死に至ることもあるでしょう。
 消化器系の基礎疾患がある人が、これにより消化器の機能低下が加われば、死者が増加するでしょう。
 6回目のワクチン接種が始まり、ワクチンの複数回接種によって消化器系の機能低下が進んで来たと考えられないでしょうか。

「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」及び「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」

図38 「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」及び「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図39 「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」による死者数推移グラフ
図40 「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」による死者数推移グラフ

 図39図40から「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」と「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年は12000 皮膚及び皮下組織の疾患」で33.2%、「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」で22.3%大幅に増加しています。
 内臓系ばかりでなく、皮膚及び皮下組織や筋骨格系及び結合組織でも死者数が増加していることは、ワクチンが毒物以外の何物でも無いことを物語っているように思います。
 超過死亡はコロナ感染爆発による医療崩壊が原因だとか隠れコロナ死だという人がいますが、皮膚及び皮下組織の疾患筋骨格系及び結合組織の疾患で死者数が増加することまで医療崩壊隠れコロナ死で説明がつくものでしょうか?
 コロナ感染が落ち着いた時期に於いても高い死亡率のままであり、ワクチンの薬害でこれらの疾病が増加し死者数が増加したと考える方が辻褄が合うのではないでしょうか。

 図38から、1年前の3回目のワクチン接種数が一段落した2022年5月の死者数と6回目のワクチン接種が始まった2023年5月の死者数比較では、「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」と「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」で両方とも若干減少していますが、5月の過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数との比較では、高い増加率を示しています。

「14000 腎尿路生殖器系の疾患」

 

図41 「14000 腎尿路生殖器系の疾患」による死者数推移(過去8年の5月分比較)


図42 「14000 腎尿路生殖器系の疾患」による死者数推移グラフ

図42から「14000 腎尿路生殖器系の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2021年は17.0%、2022年は27.7%と大幅に増加しています。
 腎臓は血液を濾過する臓器です。
 腎臓には、血液のろ過を担っている糸球体と呼ばれる組織が左右でそれぞれ約100万個ずつ存在します。
 糸球体は、小さな穴があいた微細な血管(毛細血管)で形成された顕微鏡レベルの微小なかたまりです。
 この毛細血管の内皮細胞にスパイクタンパク質が結合し炎症を起こしたり、血栓が形成すれば、腎臓の機能低下を起こすのは明らかです。

 図41から5月の死者数の比較では、1年前の3回目のワクチン接種が一段落した2022年5月の死者数の方が6回目のワクチン接種が始まった2023年5月の死者数より多くなっています。
 6回目のワクチン接種の影響がこの「14000 腎尿路生殖器系の疾患」の死者数に出るのは6回目のワクチン接種が6月・7月と続きますので、この時期に前年を上回るのでしょうか。

「18100 老衰」及び「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」

図43 「18100 老衰」と「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図44 「18100 老衰」による死者数推移グラフ
図45 「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」による死者数推移グラフ

 図44において「18100 老衰」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2021年は37.1%、2022年は62.9%異常な増加をしています。
 図45の「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」も2021年は15.4%、2022年は33.8%と大幅に増加しています。
 「18100 老衰」も「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」も、解剖して詳しく調べられることもなくスパイクタンパク質による臓器の機能障害や血栓で徐々に衰えていった高齢者老衰異常所見の死因で処理されたと考えられないでしょうか。

 図43で5月の死者数の比較では、1年前の3回目のワクチン接種数が一段落した2022年5月の死者数と6回目のワクチン接種が始まった2023年5月の死者数の比較では老衰も異常所見も増加しています。

「20000  傷病及び死亡の外因」

図46 「20000 傷病及び死亡の外因」による死者数推移(過去8年の5月分比較)
図47 「20000  傷病及び死亡の外因」による死者数推移グラフ

 「20000  傷病及び死亡の外因」はワクチンとは直接関係ない死因になるとは思いますが、図47からわかるとおり、2022年は10.2%の増加になっています。
 図46では「20102  転倒・転落・墜落」や「20107  その他の不慮の事故」が異常な増加を示しています。
 ワクチン接種後の起立障害歩行困難、自己免疫疾患でリュウマチになるなどの障害で、転倒・転落・墜落で亡くなる方が増加したと思われます。

   以上のように、死因の死者数推移をじっくり見ていくと、超過死亡の要因がコロナワクチン接種によるものと疑わざるを得ません

   コロナワクチンの薬害については東京理科大学名誉教授の村上康文先生が対談されたものを文字起こししています。
 参考にしてください。


5.このデータから読み取れるものと危険を察知する考え方

下の絵はKYT(危険予知訓練)の訓練シートです。

KYT(危険予知訓練)の訓練シート

  工場などでは、この絵を見て何が危険か意見を出し合って災害防止に努めます。
 これにより何が危険か、どこが危険か危険を察知し、予知する訓練を行います。
 私たちは政府によってワクチン接種を推奨されていますが、これまでここで述べたとおり、ネット上のワクチンの危険性を訴えている記事超過死亡死因別の死亡推移を分析することによってワクチンの危険性を認識できると思います。

 ワクチン自体の作用メカニズムによる害は、ここでも少し示しましたが内外の研究者により色々な論文が次々と出されて危険性を訴えています
 
 超過死亡は状況証拠でワクチン自体の害を証明するものではありませんが、この危険予知訓練のように危険を予知する上では役立つものと思っています
 医師や研究者海外の情報色々な情報を集め総合的に検証し、危険を予知し、自分や家族の命を守っていこうではありませんか

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