竹炭作り

こんにちは。
協力隊の藤田健吾です。
いよいよ春の兆しが出てきました!
菜花も満開に咲いています。

三島キャンプ場の菜花

竹炭を使って肥料を作る


竹の害が目立ってきた十和地域、竹が伸びてきて、四万十川が見えないという声が出てきています。
竹にはケイ素が多く含まれており、肥料として活用できるのでは?と考えたので竹炭肥料を作っていきます。

竹炭の力

竹炭には、細胞壁に微生物が住み着き、その増殖を助ける。
菌根菌が菌糸を張り巡らし土中のミネラルや燐酸を集め根に供給し、空気中のチッソを固定する根粒菌の繁殖を助ける。竹炭の段面を顕微鏡で見ると無数の小さな孔で埋められています。
これは微細な管の集まりで、この無数の管がフィルターの役割をし,重要な役割を果たしているのです。
竹炭の構造は湿気を吸収したり、吸収した水分を自らに放出したりして自動的に湿度調節をする機能があります。また、空気中の有機物を効果的に吸着し、空気を浄化する作用もあり、部屋の中、靴箱、冷蔵庫などに使用されています。

ステンレス板で作った簡易の炭化器

ステンレス板2枚で4,500円で2セット購入し、それを組み合わせていきます。簡単な方法で、木を杭にして、ステンレスを支える形で組み立てていきます。

着火
順調に燃焼

ついでに栗の剪定柄も燃やしていきます。この剪定柄は地元の農家さんが、剪定した後に置いていたもので、チッパーで細かくするということでしたが、なるべくお金をかけないようにできればと思い、もらってきました。

完成した竹炭

綺麗に竹が炭化し、握ると粉々になりました。

完全に炭化できなかった竹

竹が太かったのか完全に炭化できなかったものもありました。

豪快に消火

今回は初めてということもあり、小さな規模でやってみましたが、ステンレス板を購入して大規模に一回で多くの竹炭を作れるようにしてみます。
竹害問題や肥料高騰に対処していきたいなと考えています。

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