見出し画像

【超テイマー3on3Best17】赤黄ジョグレス


1 はじめに
みなさんこんにちは七紫です。
今回は先日幕張で行われ、惜しくも17位(迫真)に散った超テイマーバトル3on3のレポートになります。

まず最初に申し上げておきますと、個人の戦績は4勝3敗だったため、本note(本なのかノートなのかややこしいな)はそれはまあタイトル詐欺みたいなものです。ごめんなさい。


2 メンバー
そんないまいち振るわない個人成績でもチームとして奮闘できたのは、そこまで引っ張ってくれた頼もしい2人のおかげです。
ということでまずはそんな素敵なメンバーの紹介から。

オーマチ
テリアモンとロップモンを愛する無類のテリロップ好き。
その可愛げな趣向と柔らかな物腰でうまく隠してはいるが、ロップモンの耳をメモリーマーカーにしていることからも窺えるように、秘めたるサイコパス性はチーム随一
使用デッキ:テリアモン

     ※原種の方はすでにしてます。


たいらもん
「シーカーズのティラノモンはティラノモンに非ず」という独自の哲学を有する選民思想強めのティラノ過激派
デジカ初期からの長い付き合いだが、いまだに怒りのスイッチがどこにあるかわからず、つい最近は筆者がショートスリーパーじゃないことに激怒された。
使用デッキ:リヴァイアモン

  1年半くらい経つけどご機嫌いかがですか??



七紫
全国に1000万人はいるであろう一般的なアナログの中年
あまりに覇気のない佇まいと自己主張の少なさから意志薄弱な人間だと思われがちだが割と強引な性格で、この前はバス会社に電話してダイヤを変更してもらった。
使用デッキ:赤黄ジョグレス


なお「ミラーで練度負けするのが目に見えているから」という後ろ向きな理由で誰もヌメウッコやマグナXを使わない極めて弱腰な3人が集まったチームになります。

 


3 デッキ選択経緯
まず赤黄ジョグレスの相性は

有利:七大魔王、青緑ジョグレス、ラピッド、マスティ
微有利〜五分:マグナX、ヌメウッコ、ラグナロード
不利:タイラント、リヴァイア
無理:ムゲンドラモン

だと個人的には感じており、現環境では多くのデッキに対してそれなり以上の勝率を狙えると思い、超テイマーに持ち込む有力候補になりました。
しかし決め手となったのは、前日の1on1準優勝という輝かしい成績収めたてほやほやのライさんから「シルフィー強いよ! てぃあ1だよてぃあ1!」というありがたいお言葉を賜ったことにあります。
この時の僕はライさんの「ライ」は嘘という意味の「Lie」であり、それゆえTCG+の登録にも弾かれ、苦肉の策で「ライ.」として登録したという逸話も忘れて、耳障りのいい彼の囁きに自らの選択を委ねてしまいました。

   権謀術数による番外戦術は日常茶飯事


4 対戦

1戦目:七大魔王○
久々の幕張に「なんでこの周辺のコンビニはinゼリーのブドウ糖だけが品切れなの??」という純粋な疑問を抱いているうちに大会の幕が上がった。
初戦は新弾の目玉でもある七大魔王
この対面は除去を振りまきながら各種耐性を上手く使って立ち回れば手堅く勝ちを狙える相手である。
しかし相手のとあるテイマーカードの登場により瞬時に脳がバグる。それがアルケニモン&マミーモンだ。
「あ〜はいはいなるほど、まったく分からんそのギミック」と焦りながらも門効果を使わせないようとりえずこまめに除去しながら堅実に詰めて勝ち。
隣で僕の様子を覗いていた2人も勝っていたので3-0で1勝目


2戦目:ベルゼブモン○
こちらがアグロ気味に攻めるのにも構わず、育成でキッチリと綺麗なラインのBTバアルモンを育てられる。満を持して育成から出てきてたバアルモンがEXベルゼに進化、その後のアタックで大量にトラッシュを貯められる。
その破棄の中に1枚だけ見慣れないカードがあった。
それが

大会の優勝賞品をその大会中に使われる珍事

予想外のカードに尋常じゃなく怯みはしたが、ベルゼ除去後は光の天啓などでリカバリーしながら実質LO勝ち。
隣の2人もすでに勝っていたので一緒に対戦相手にブラストモードを見せてもらうと、ひとときの驚愕の後「なんか負けたな」という敗北感に包まれた。 


3戦目:黒黄ジョグレス 
「シャッコウ対シルフィーの02ジョグレス対決激アツだね!!」
などと思う暇もなく分からん殺しされる前にディノビー絡めて殴りきって勝ち。
この日初めて僕のゲームが最初に終わったので2人の応援に回ると、オーマチさんは不利対面のタイラントにキッチリと勝ちを収める。さすが個人戦Best16、地力が違う。

一方のたいらさんはマスティ対面だったが神妙な面持ちで対戦相手に「ミレイってテイルモン出せますか?」という僕との対戦を全て忘れたとしか思えない質問を投げかけ「ミレイはテイルモンを出せません」という返事を頂戴しながらも勝利

ミレイのミの字も知らない人間がこんな神引きするな


4戦目:リヴァイアモン✖️
3戦目終了時点で3人全勝だったので「ちょっと出来過ぎだな、油断しないよう気をつけないと」などとぼんやりと思っているとその思考がくっきりと現実化して敗北
リヴァイアモンは「当たったらしょうながない」という心持ちで臨んでいたが、何かに引き寄せられるように正面衝突し、当然のように大破して大撃沈した。
オーマチさんもこの日唯一の黒星をつけて本日初の負け試合に。


5戦目:リリスリヴァイア○

シルフィーモンのDP -7000でバステモンのスケープゴートを無力化して除去し、隣の成長期も同時に消滅させて着実に勝利へとにじり寄る。
しかし、考えなしに京&ヒカリ効果でホークモンを登場させてしまったため、ロストルムディレイでリヴァイア登場からX抗体にまで進化されるワニワニパニックでこちらの盤面は壊滅的に。
どうにかランクスモンを経由してシルフィーに辿り着くことでちょうど14000のリヴァイアXを取り「もちろんここまで想定してWテイマーの効果使いましたけどね」という表情を必死に取り繕いながらも勝ち。チームも2-1で勝ち。


6戦目:ミネルヴァメルヴァワニアヌビ✖️
こちらがもたついているうちにミネルヴァメルヴァを立てられる。
その焦りもあってかミネルヴァモンの相手ターン効果をすっかり忘れ、ホークモンを登場させてターンを返してしまう。
失念していた効果で出てきたセーバードラモンからアヌビまで進化され、ついでに進化元にX抗体がある完全体が並び立ち、トラッシュには鰐Xもキチンとあるというダークエリアの監督者アヌビモンもさすがにそれは面倒を見切れないだろうという盤面を作り上げられて完全敗北
でも横の2人は勝ってくれたのでチームとしては勝ち。
「いやあ、やっぱり勝利の秘訣は自分より強い人たちと組むことだなあ。」と再認識


7戦目:ミラガオ✖️
先手アグ×3、タケル×2というなんとも何ともな手札でスタートする。
育成進化タケル登場でターンを返すと相手の育成ではあろうことかワニャモンが孵化し、一気に半年前の悪夢がフラッシュバックする。

※筆者はミラガオに対して尋常じゃないトラウマがあります。

トレーニングでガオガモンが見えたため「やっぱりか」と腹を決めると、もう1トレーニングにメモブを使用され、1メモリも無駄なく使い切られてしまう。
そのまま流れるようにミラガオまで進化され、バーストモードの連パンで盾は0に。
ターンは戻ってきたもののBMのハンデスでランクスモンを持って逝かれ、12000ラインで仁王立ちするミラージュを取れずに敗北
恐る恐る隣に目をやると、僕らの希望オーマチさんはしっかりばっちり勝ち星をもぎ取り、もぎ取られたロップモンの耳も心なしか嬉しそうに見える。

この時点で1-1、チームの勝敗はたいらさんの広い双肩にかけられた。
相手はみんな大好き七代魔王
こちらのターンにリヴァイア進化でルーチェFDを除去し、FD効果でデーモンが出てきたのでリヴァイアモンをリヴァイアXへと効果進化させて進化時に墓地オプション使用で盤面全除去、、、、、、、、、、、、え、、、、、、、

落ちてない????????

なんとまあセブンス・ライトニングはたいらもんの手の中でのびのびと背伸びをしておりトラッシュに落ちていなかった。

脊椎狭窄症待ったなしの度を超した反り腰

まあ7戦目だし疲れてそういうこともあるよね。分かる、ほんとに分かる。
その後はロストルムでデーモンを取って効果登場に対して圧をかけるも、魔王からオグドモンに通常進化されて次ターン門爆破からのオグドの効果登場はなしという見事な裏ルートでロストルムを封殺されて敗北

よってチーム1-2で負け。累計5-2の17位で予選終了となった。

奴は三大紳士の中でも最弱




5 謝罪

予選の結果は17位だったが、繰り上がりの可能性があるので場所を移してそれなりの時間を待機
しかし失格チームはなしということでお疲れ様でした。

ただ、その時係の方に
①こちらの姿を認めるなり「本当に申し訳な  
 い」という挙動と表情で接近
②こちらが恐縮するくらいの平謝り
③一通り謝り倒したらダメ押しのヨイショ
という対応を大袈裟すぎるくらいの勢いでされたため、ほんの少しの不満もなく解散となった。

これだけ素晴らしい対応をされたらギリギリ時間切れでスクランブルを買えなかったことも全然気にならない。
そう、全然気にならないのである。



6 構築
ここまでで書きたいことは概ね書き切ったたのでここからは蛇足になりますが、せっかくなので構築についても軽く触れておきましょう。

気づいたらフルパラになってるから不思議

基本的にはDPダウンというルールに規定された理不尽を存分に押し付けていくコントロール系のデッキになります。
とはいえ防壁にアーマーパージ、パーティションという耐性をもってるので、アグロ気味に攻めることもしばしば。
個人的には究極体以上とオプションは環境に合わせての自由枠だと感じています。


カード紹介
以下では特に触れておきたいカードのみご紹介したいと思います。

高石タケル

考えなしに頼りすぎているきらいは確かにある

言わずと知れた黄色汎用4コステイマー
本デッキには光の天啓を採用しているため、盾の内容を把握する重要性がそれなりに高いため採用


光の天啓

ここが最終回かと錯覚する程の集大成感

どっちかと言うとセキュリティ効果がメインのオプションカード
セキュリティ効果は自ターンまで継続するため、天啓が捲れた返しのターンでは相手デジモンを大幅に消滅ラインに乗せやすくなる。
また、シルフィーに進化したターンに盾に加えておけば、ヴァルキリACEのカウンターと合わせて盤面全体に-10000の圧力をかけることがてきて非常に強力
一方、コストに若干見合わないメイン効果とセキュリティに置くのに条件があるため、やや使いづらい印象も否めない。
しかしその欠点を補って余りある程セキュリティ効果は本デッキと噛み合わせが良く、後述するクズハモンとのコンボも強力なため採用


アグモン

最終的にルインになりそうな切ない表情

メモリ確保とドローソース要員
各種ホークモンのサーチやテイルモンの墓地回収にも引っかかり、コロモンから0コス、ジオグレへ2コス進化できるのも相性良し。
とりあえず育成はこのアグモンに進化しておきたい。

ランクスモン

山猫も猫なので縁故採用です。

テイルから0コス進化のアーマー体
成熟期から進化できるパージ持ちなのでジョグレス前に雑に一点盾を詰めれたり、ランクスモンを経由してジョグレスするとシルフィーで取れるラインが11000から14000に伸びたりと色々小回りが利く役回り
小型2体をDP-と突進で取ることもしばしば




ハーピモン

光のデジメンタルのアーマー体なのに盗賊という闇深きデジモン

ディノビーで引っ張ってくるのが強かったりするので1枚採用
ハーピモンに限った話ではないが、トラッシュにあればプロットモンやテイルモン、ディノビーモンで活用できるので本デッキでの1枚採用のメリットはそこそこある



テイルモン

もはや家族

プロットモンと合わせることにより中盤以降のリソース切れと永遠にさようなら
パーティションで出てきた際に登場時効果を使い、直前にトラッシュへ送られた進化先を回収してすぐさまジョグレス進化という動きをすると高確率で反感を買う。



ディノビーモン

猫や鳥からでも虫になれます

デッキの動きに柔軟性が出る1枚
登場させるデジモンの制限が緩いため、ホークモンでサーチしたりハーピモンのアタックで追加効果もらったりシルフィーモンで盾詰めした後にウェヌスに乗ったりと、状況に合わせた使い方ができる器用なカード


エンジェウーモンACE

パラレル4枚目の買い時を逃した

能動的に天啓を出すもよし、相手の進化時やアタック時効果によりパーティションで登場した成熟期から進化してカウンターを取るもよしと隙のないカード
シルフィー+エンウーで13000ラインまでのマグナXを雑に取れるのもありがたい。


クズハモン

最初はこの枠巫女モードでした

進化時に5コス以下のオプションを踏み倒し、その際に進化元から黄色(または青)の成熟期以下のデジモンを登場させられる究極体
したがって、進化時効果で天啓を使えば盾から1体と進化元から1体、慈愛の獣身嵐舞なら手札から1体と進化元から1体というように、実質3コストでジョグレスの進化元を2体用意できるため採用
その2体でシルフィーになればクズハモンの進化元にいるであろうシルフィーと合わせて相手ターン終了時までDP−14000、ディノビーに進化すれば不意の2点を生み出せるため相手の意表をつくことができる1枚
また、テイル→ランクスを絡めたジョグレスなら進化元に成熟期が3体いるため、1体射出してもまだパーティションができ、黄色含む2色のためプロモホークのサーチ対象になるなど細かなプラス材料も多い。



入替候補カード

防壁テイルモン

どうにかこじつけて入れたい1枚

2コス進化で自身&進化元効果で防壁持ちのため採用したいが、赤から進化できないこととランクスモンを経由しないとディノビーモンに進化できないため不採用


アポロモン

新作デジモンストーリーでの活躍に期待特大

順当にジョグレスしたデジモンからアポロモンに進化すると、進化元がちょうど6枚になり(幼年期→成長期→成熟期の3枚と京&ヒカリで出した成長期→成熟期の2枚と完全体1枚で6枚)3点チェックだモンになるので強気に攻めたいならおすすめの1枚
本デッキではDPは上がらないが、プロット&テイルで盾でのDP負けの心配はほぼなく、除去オプションを踏んでもパーティションで耐えられるので耐え。


スクランブル

そもそも赤と黄どちらなのかで悩む

ディレイ効果で2000以下のデジモンを出せるのがジョグレスと相性がいいため採用候補に上がるオプションカード
また、今回の構築だと特殊進化を除くと3コス進化の成熟期が多いため、メイン効果も噛み合わせがいい
しかし進化元と進化先どちらも色を合わせなければいけないのが玉に瑕という要検討な1枚

メガロスパーク

初代デジワー最強技の一角

マグナXを重く見るなら入れたい1枚
シルフィーと合わせて相手ターン終了までー15000が入るので、進化元でDPUPが入ったマグナXも大体取れるしタイラントも大概取れる。
また、5コスのオプションのためクズハモンで使用可能なであり、シルフィー→クズハ進化時メガロスパークのコンボは爽快感抜群



7 総括
最後までご覧いただきありがとうございました。
試合開始直前までは「マグナとヌメウッコは引き受けた!あと1勝はどっちか頼む!」くらいに意気込んでいたのに蓋を開けてみれば

オーマチ  6-1 ヌメウッコ 2戦
たいらもん 5-2 マグナX       4戦
七紫    4-3 マグナ&ヌメ0戦


という何とも不甲斐ない結果で人生初の3on3の幕が降りてしまった。
せっかくなので全力で言い訳しておくと、環境デッキと比べてそんなに多くないリヴァイア系のデッキと3回も当たるというのは、ちょっと勘弁してほしかったのが正直なところである。
あと使用者には本当に申し訳なく思うのだが、ミラージュは無条件に見たくない。もうその名通り幻影でいてくれ。
また、7戦中5戦が紫のデッキだったのが、最近僕が紫を使っていないことにかつての仲間たちが憤慨して牙を剥いてきたようで、なんかシンプルにちょっとヘコむ。
その点はしっかりと反省してしばらくは紫と向き合おうと思う。

...まあすぐにパラディンとクリムゾンが来るんだけどね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?