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ウイスキー検定【アイラ島】


はじめに


今日初めて見られる方のために自己紹介します。この記事ではウイスキー検定、コニサーを受験される方向けの情報を発信しております。そしておすすめのウイスキーボトルや歴史についても書いております。
私はウイスキー検定1級とウイスキープロフェッショナルを取得しておりネットや参考書を見て勉強しておりました。ネットには間違った情報が出回っていいたため正しい情報を提供したいと思いこのブログを運営しております。わからないことがあればtwitterから質問を受け付けていますので遠慮なく聞いてくださいね!

アイラ島について簡単に

スコットランド南にあるアイラ島は面積600㎢で人口3000人ほどの島です。兵庫県淡路島より少し大きい島になります。島の4分の1はピートという泥炭で覆われています。
長年に渡り草や樹木が堆積したものでその泥炭を燃やして原料である大麦を乾かします。これによりアイラ島の特徴であるスモーキーな風味が生まれます。
スモーキーな風味とは香りは病院の薬品っぽさ、正露丸、磯、煙など。
味は潮っぽさや胡椒のようなスパイシーさも感じられます。
島には現在9つの蒸留所があります。
ブナハーブン、アードナッホー、カリラ、キルホーマン、ブルックラディ、ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ
今回はこの9つの特徴を簡易的に紹介します。
検定3級や2級受験される方は今回の記事だけで大丈夫ですが1級やエキスパート、プロフェッショナルを受験される方は読み飛ばして構いません(笑)
また近いうちに深堀りした記事を作成します。


アードベッグ


・1815年に創業。
・モエ・ヘネシールイヴィトン社が所有している
・仕込み水はウーガダール湖の水を使用
・精留器が取り付けられているのはアイラ島ではアードベッグだけ

アードベッグは何度か閉鎖に追い込まれていたがアードベギャンというアードベッグ愛好家達の熱い支持を受け復活した。復活させたモエ ヘネシー・ルイヴィトン社はグレンモーレンジイも買収している


アードナッホー

・2018年に創業
・ボトラーズのハンターレイン社が所有している
・アイラ島唯一の屋外ワームタブ方式

ボウモア

・1779年創業
・ビームサントリーが所有
・アイラ島で最も古くからある蒸留所
・伝統的なフロアモルティングを行っている

アイラモルトの女王でありピートもアイラの中では中間くらいと言われているため初心者はボウモアから入ってみるとアイラのウイスーの特徴がわかるのではないでしょうか


ブルックラディ


・創業は1881年
・フランスのレミーコアントローが所有
・ライトピーテッドのブルックラディ
・ヘビリーピーテッドのポートシャーロット
・ウルトラヘビーのオクトモア
・ザ・ボタニストというジンも製造している

ブルックラディのピートは比較的弱く、かすかなピートとフルーツの酸味が特徴です。初めてピートのあるウイスキーを飲まれる方はブルックラディが飲みやすいかと思います。
ボトルのデザインも可愛らしく人気の銘柄になっております。


ブナハーブン

・創業は1881年
・南アフリカのディステル社が所有
・アイラの蒸留所では一番北に建てられている
・ブラックボトルというブレンデッドウイスキーのキーモルトとなっている


カリラ

・1846年創業
・ディアジオ社が所有
・仕込み水はナムバン湖を使用
・年間生産量はアイラ最大であるがほとんどはブレンド用


キルホーマン

・2005年創業
・キルホーマン者が所有
・アイラ島で唯一海に面していない場所に建てられている
・フロアモルティングを行っている
・生産も増やしておりこれからどんどん人気が出る銘柄である


ラガヴーリン

・1816年創業
・ディアジオ社が所有
・アイラ島の玄関口といわれている
・仕込み水はソラン湖の水を使用

2024年現在ラガヴーリンの評判の良さを目にすることが多い。ツイッター民からもおすすめされており一度飲んでみたい銘柄でもある


ラフロイグ


・1815年創業
・ビームサントリー社が所有
・仕込み水はキルブライト湖の水を使用
・フロアモルティングを行っている
・アイラのシングルモルトでは一番売れている
・ポットスチルは7基ありアイラでは最も多い
・チャールズ皇太子御用達ウイスキー
・王室御用達の勅許状を授かっている
・アイラの王という愛称

一般的には強烈なピート香があり苦手な人が多いと聞いていたが個人的にはそこまで抵抗はなかった。むしろフルーティな風味もありアイラの中ではかなり好きな銘柄であった。


おわりに


アイラ島のウイスキーはかなり独特的で苦手な方も多いです。しかし一度美味しさを覚えると抜けられなくなる恐ろしさもあります(笑)
ウイスキーの面白さは最初は苦手でも時間が経てば美味しく感じることがあることです!
入学当初気に食わなかったクラスメイトが話をすると意外と気が合い仲良くなる感覚です。
アイラのウイスキーは最初は拒絶反応があると思います。しかし仲良くなれば一生の友達になるので何度も挑戦してみてください。
この記事ではウイスキー検定、コニサーを中心にウイスキーの歴史やテイスティングレビューを書いております。
Twitterより質問を受け付けているので良ければフォローよろしくお願いします!

twitter @rohiwhisky


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