日暮里にて
梅の実が熟して黄色くなる頃に舗装された道路を歩く
西に沈まんとする太陽
微笑む
水で溶いたあかね色の絵の具を放射状に広げながら
スーパーの前で談笑するお母さんたち
公園で走り回る子どもたち
その顔にはあかね色が溶けていた
太陽が微笑みながら背を向ける
すると目の前が菖蒲色におおわれた
待ってましたとばかりにホタルが舞い散る
しゅーんしゅーんと青白い像を残しながら
この瞬間わたしは黒いシルエットとなって
この風景に溶け込むのであった
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梅の実が熟して黄色くなる頃に舗装された道路を歩く
西に沈まんとする太陽
微笑む
水で溶いたあかね色の絵の具を放射状に広げながら
スーパーの前で談笑するお母さんたち
公園で走り回る子どもたち
その顔にはあかね色が溶けていた
太陽が微笑みながら背を向ける
すると目の前が菖蒲色におおわれた
待ってましたとばかりにホタルが舞い散る
しゅーんしゅーんと青白い像を残しながら
この瞬間わたしは黒いシルエットとなって
この風景に溶け込むのであった
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